2017-07

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ジワジワと翁長包囲網

 「沖縄タイムス」4月30日の第二面に「真の平和に向けて」という、「幸福の科学」総裁・大川隆法氏が書いた本の広告が載っている。amazonの説明書きを見れば、5月1日の発刊である。大川氏は4月15日に、翁長知事についての「沖縄の論理は正しいのか? ―翁長知事へのスピリチュアル・インタビュー」なる本を刊行し、4月17日には、沖縄守備軍の司令官・牛島中将を讃える本を出している。わずか半月の間に、沖縄に関する著書を三冊出している。

             大川広告
              沖縄タイムス4月30日 2面広告

 私はまだどれも読んでないのだが、説明書きや目次を読めば三冊とも、辺野古移設に反対する運動を非難するために書いたものだと容易に推測できる。発刊してすぐに、沖縄の新聞に私が見ただけで二回も広告を出している。
 最初に出した翁長知事に関する本は、翁長氏の守護霊を呼び出して本心を語らせ、彼の正体を明らかにしたというものであろう。大川氏は新興宗教の教祖で霊能者だから、こういう本を書くことも不思議ではなかろうが、信用できるはずはない。最新の「真の平和に向けて」は、4月19日に沖縄でやった講演を書籍化したもののようである。見出しや内容説明には、「中国と一体となれば、沖縄は貧しくなる」、「地政学と国際政治の視点からみた米軍基地の必要性と撤退要求の誤り」などと、陳腐な基地押しつけ理論が並んでる。

 大川氏が姑息な事は、「真の平和に向けて」と、牛島中将を霊を呼び出して褒め称える本の二冊は広告に載せているのだが、翁長知事の守護霊を呼び出して正体を見極めるという本は、広告に載せてない事だ。インチキ守護霊ものを地元広告に載せて、翁長一族および陣営からの反発、あるいは沖縄全体からの批判を恐れているのだろう。

 私は、「幸福の科学」は権力に反抗するというポーズを取っていても、本質は権力に奉仕する御用新興宗教ではないかと疑ってきた。まだ、大川氏の本を一度も読んだ事ないので、詳しい事はわからないが、この内の一冊は読んでみようと思っている。多分内容は予想したものだろう。
 権力筋が大川隆法氏をも使って、辺野古移設反対運動への圧力を強めて来るのは、翁長知事が本気で辺野古移設を阻止しようとしている事の傍証ではないだろうか?

 植草一秀氏は今も尚、ブログで「仲井真前知事が承認した『埋め立て許可の撤回』を翁長知事が打ち出さないのは、基地建設の既成事実化を進めるための策略ではないか?」と書いてるように、翁長氏への疑惑をまだ持っているようである。私も知事選前までは、そうだと思っていた。だが、翁長知事はそこまで腹の黒い政治家ではないと思える。荻上チキに「そんな事するくらいなら、私は死にますよ」と言っていた事は嘘ではない気がする。

 大高未貴「『強欲チャンプル』沖縄の真実」と、陰湿なヘイトスピーカー・大久保潤と犯罪人・篠原章が手を組んで書いた「沖縄の不都合な真実」も、翁長包囲網の一環として出されたものに違いない。大高の本も先月「沖縄タイムス」に広告が出されていた。

                      タイムス広告4 19
                           沖縄タイムス4月

 また、日本を元気にする会の松田公太代表という参議院議員が、「辺野古の基地建設のような国の重要事項は、国全体で選ばれた国会で議論して、法律を制定して進める必要がある」と安倍首相に提案したようだ。その際、特定の地方にその法律を適用するには、憲法95条に基づき、住民投票を行う必要がある。今国会において議員立法で「辺野古基地設置法案(仮称)」を提出する意向を明らかにした、という。(→タイムス記事)

 これこそ謀略に匂いがする。自民党が圧倒的多数を占め、その他の野党もほとんどがその補完勢力でしかない国会で、そんな法律が審議されれば、必ず可決成立するだろう。これはファシズムである。
 住民投票はおそらく名護市だけでやらせようと政府は進めるだろう。名護市長選では反対派の市長が勝ったが、わずか有権者数万の地域では実弾をぶっ飛ばせば、逆転の可能性は十分あるのである。オール沖縄がハーフ以下沖縄になる可能性がある。現に名護市の漁業組合は、大金を積まれて辺野古の漁業権を放棄している。

 元みんなの党であり、アメリカ帰りでコーヒーチェーンの日本創業者である政治家が、沖縄のために一肌脱ぐはずはない。食わせ者である。
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コメント

グリーンピース

幸福の科学関係の情報有難うございます。
大川氏も宗教家というなら、辺野古について正反対のことを言いそうなものですがね。沖縄に結構、建物を建てているんですね。資金をどうしているのか。

話はかわりますが、グリーンピース・ジャパン、辺野古キャンペーン担当の関本さんの記事(一部)を紹介します。

米国も、世界中の環境団体を敵にまわしてはまずいということでしょう。

---- 引用ここから ------

グリーンピース・ジャパンは4月30日、東京の米国大使館にて、辺野古問題について大使館担当者と意見交換を行いました。日本政府を介さずに、直接、大使館に情報を届けることができたのは大きな成果でした。ただ、地元沖縄の方を交えての面会を希望していましたが、大使館側の意向により実現しませんでした。

そして面会中に、大使館担当者はよく”FRF”という耳慣れない言葉を使いました。これは、”Futenma Replacement Facility”の略で、”普天間代替施設”を意味します。この言葉は、大使館担当者が辺野古を普天間に代わる場所としか思っていない、その地の人々の生活や豊かな自然を無視していることを象徴しているように、私は感じました。

実際に、コンクリートブロックが水中のサンゴを傷つけている写真や、ジュゴンの生息地が基地建設によって破壊されることを示す資料を提示すると、担当者は初めて見るように食い入っていました。このような情報が、日本政府からきちんと共有されていないから、辺野古の人々や自然への考慮がかけているのではないか。そんな風に思えました。

ここまで多くの人が、ジュゴンと辺野古の海を守るために声を挙げているからこそ、大使館は私たちと面会する必要性を感じたはずです。だからこそ、もっと影響力を強めるために、さらに大きな声にしていくことが必要です。

傀儡教団では?

私より頻繁に沖縄に行く阪神さんの方が、よくご存じのようです。

2009年の解散総選挙の時には、全国ほとんどの選挙区に候補者を立ててました。そのほとんどが最下位落選でした。2012の時にはほとんど立ててなかったです。昨年のそれでは多分立候補ゼロでしょう。没収される供託金が莫大なものになるからでしょうね。

2009の得票率を見ても、信者数は僅かではないかと想像できます。私の想像ですが、どこかの有力教団(統一教会とかs学会)が金を与えて、大川隆法に権力応援活動をさせていると思います。

金を掛けたロクデナシ

こんにちは。
連中が東京駅前でデモ行進していたのを目撃したことがあります。
時代の風に乗るのがうまいのか、バカウヨ丸出しの戯言を絶叫していました。
困った事に沖縄では各地で気持ち悪い施設を造っています。
http://map.happy-science.jp/?m=search&t=pref&k=48

実体のない教団では。

さんげつさんは好奇心旺盛であり、すぐ実行できるタイプの方のようですね。新興宗教の催しの前を通りかかったら、私はすぐ遠ざかりますね。
「幸福の科学」については、全く知識が有りません。どの程度に沖縄に勢力があるのか、分かりません。多分僅かしかないような気がしますが。

大川隆法の近著・「沖縄の論理は正しいのか? ―翁長知事へのスピリチュアル・インタビュー」を注文したら、昨日届きました。ざっと通読したのですが、読む価値など一片もないというのが、印象です。それいついて、これから本記事に書きましょう。

沖縄の幸福の科学

幸福の科学は沖縄でどの程度勢力があるんでしょうかね。

数年前にたまたま用事ででかけた浦添で信者の集会があり、それに出席したことがあります。教祖の誕生を祝う会だったと記憶しますが、教祖がビデオで登場して信者に話しかけるというスタイルで、世界中で一斉にやっているとのこと。信者でもなく入会する気もないが、教祖がどんなことを話すか聞きたいと言ったらいれてくれました。

てだこホールの小会議室で30~40人のこじんまりした集会でした。その後、先方からこちらに接触してくることはなく、アグレッシブに勧誘をやっている印象はありません。

ところで、教祖が何を話したかは、全く記憶に残っていません。

善意の言論人

さんげつさん、コメントをどうも。
松田議員のは、明らかに意図を持った発言だと思います。木村草太氏は善意で提案してるのでしょう。しかし、木村氏は沖縄の実情を感覚的には知らないのだと思いますね。
木村氏は、知事選も衆院選も反対派が圧勝したのだから、住民投票も、反対派が当然勝つだろうと、単純に考えているのではないかと思えます。植草氏といい、天木直人氏といい、実情を知らない善意の論者のような気がします。

翼賛体制にあると言ってよい今の政情では、国はどんな手でも使ってくるに違いないです。

住民投票

住民投票説は、憲法学者の木村草太氏の発案で、松田議員がそれに乗ったということのようですが、手続き論に矮小化されて胡乱に見えます。キー坊さんのおっしゃるように名護市の住民投票で決着となれば、札びらが効くかもしれないし、本土から人を移住させるという手もあります。

仲井真知事の時なら、この線に沿った解決策はあり得たかもしれませんが、今はもうないし、すべきでもないと思います。

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キー坊@ウチナー

Author:キー坊@ウチナー
沖縄本島中部、巨大な米軍基地を抱える町の生まれ。
齢を重ねるごとに、沖縄戦へのこだわりが強くなります。
曽野綾子・『ある神話の背景』は沖縄を究極的な軍事基地にする目的を持っています。「集団自決」は沖縄戦の集約された出来事だと思います。『ある神話の背景』は沖縄への抑圧・差別の集約文書です。

HP・「その『神話』の背景」(文献・資料集)
http://keybow.co

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