2017-08

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知事・首相会談への御用報道

 17日に、翁長沖縄県知事にとっては「待望」安倍首相との会談が実現した。だが、この会談によって物事が進展、打開されるとは、両者を含めて誰も考えてなかった。安倍首相は「辺野古移設が唯一の解決策」を繰り返し、翁長知事は、「辺野古基地は絶対作らせない、安倍首相は訪米の際、オバマ大統領に、県民は明確に反対していると伝えてほしい」と言っている。
 大体は予想通りのものである。翁長知事側の意図は、一応の手続きは踏んだという事であろう。

 18日の沖縄タイムスの一面は下の画面であるが、記述内容は両者の発言内容よりも、「官邸側が約束を破った」という事が主なものとなっている。二人の公開の冒頭発言は、5分間と約束していたに拘わらず、3分余りで中止させられたという内容になっている。これを記載の主内容にする事は、沖縄タイムスが、会談の内容に別段の期待を持ってなかったからであろう。  
             タイムス・2015・4・17
                 「沖縄タイムス」4月18日

 対照的に、政府自民党の御用新聞の『産経新聞』の18日の一面は下の左側である。「辺野古、唯一の策」の首相発言を見出しにして、「覚悟示した首相/最後は県民投票?」という解説を付けている。
 何が「県民投票?」なのだ?
 すでに民意というものは一連の選挙で示されたのだ。彼らの側がそれを望んでいるのではないか?140万の人口がいる沖縄県全体で投票をするとすれば、県の側に相当の費用と労力が要る。政府の側にすれば、土建業者らへのアメとムチを駆使して逆転勝利のチャンスが生まれるわけだ。どこまでもあざといサンケイである。

 『産経』とは、また対照的なのが、右の『東京新聞』の18日1面である。「翁長知事『辺野古に絶対作らせない』」「反対 米大統領に伝達を」と、知事の発言を見出しにしている。記載内容も全体に翁長知事に寄り添ったものである。

 産経・2015・4・18   東京・2015・4・18 『東京新聞』4.18

 『産経』は常に権力の側を代弁し、沖縄や庶民など弱者を抑圧する報道をしていると思える。もう一つ中・韓へのヘイトスピーチもサンケイの特徴である。18日の『夕刊フジ』の一面見出しを見てみるがよい。こんなヘイトな見出しが毎日続いている。
                  fuji・2015・4・18
                       『夕刊フジ』 4月18日

 産経の韓国特派員が、パク大統領のセウォル号事件時の密会報道を、ウェブサイトに流した事による名誉棄損の罪に問われたことに対して、日本のメディアは一斉に「報道の自由」への侵害だとして、韓国の検察を非難している。
 だが、逆の場合を考えてみるがよい。例えば、皇族女性あるいは安倍首相夫人が国家的事件の際、男性と密会していたなどという記事を韓国のメディアが流す事があればどうなるか?日本人は激怒するのではないか?そして、在日へのヘイトスピーチや嫌がらせは激化するだろう。

 韓国のメディアが報道したものを、産経は引用したに過ぎず、原報道のメディアが責任を問われてないのに、産経だけ刑事責任を問うのはおかしいと、日本のメディア言うが、それは別の問題である。事実でないかもしれないのに、色恋沙汰に受け取られかねない報道でもって、韓国大統領や韓国国民に恥辱感を与えた事は明確な名誉棄損ではないか。
 長期間出国を許されなかったという事については、「人権侵害」の恐れはあるにしても、産経記者が韓国元首の名誉を棄損した事に違いはない。

『東京新聞』は沖縄だけでなく、常に国民の側に立つ報道を行っている。詳しくは分からないが、私には『東京新聞』だけが、首都圏で唯一権力にへつらわない報道をしている普通紙だと思える。どちらが新聞としての使命を果たしているかは、言うまでもない。
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コメント

日本軍によって殺された

キー坊さんこんにちは。
6月中旬以降は島尻で似たような話が多数あります。
その12歳だった方の証言は体験記に載っていませんね。
話せないままの方が何百人もいるはずです。
石原昌家教授がこのような話に詳しいです。

喜屋武岬で聞いた話

5~6年前、喜屋武岬に行ったとき、戦時中小6だったと言う老人に立ち話で、体験談を聞きました。
多人数で、住民、兵士雑居で自然壕に隠れていた時に、その人の祖父が喘息の発作を起こして咳が止まらなくなった。
一人の兵士が、静かにしろ、というや否や丸太で頭を殴ったそうです。祖父は静かになったが、数日後に亡くなったそうです。

やはり、本島でも渡嘉敷の事は知られていたのですね。

やはり兵士は知っていた

こんにちは。
「喜屋武岬(勝又正夫)」では3月末に中隊壕で地元住民2人がスパイ容疑でとっ捕まり、棒でこの2人の老人を殴っているシーンがあります。
そこで「慶良間列島の天蛙の情報を知らせたものがある、でなければあんな負け方はしない」とあるので、やはり兵士は知っていたようです。
また、久米島戦争記だったと思うのですが、当時の日記に、慶良間の特攻隊はどうしたのだろうか、みたいな記述があったので、久米島の一部の人は知っていたようです。
鹿山が教えたのかサバニで住民の交流があったのかもしれません。

緑が主でしょうね

考えれば、私が座間味で見たマルレは戦後数十年たってから復元された模型です。

だが、1990年頃のTBS「報道特集」の、「陸軍にも水上特攻隊があった」という番組の録画DVDを、京都の京太郎さんから貰ったのですが、最初の部分で米軍が撮影したとみられるカラー動画に、青緑色したマルレ艇が映っています。しかし、船底の下から数十センチは赤茶色に塗られてます。深沢さんはそれが記憶に残っているのかもしれません。

番組が作ったカラーイラストでも、マルレは緑色に塗られてます。元陸軍の担当幹部にも取材してますので、緑色が主だったと考えてよいと思います。

マルレの色

深沢さんとは手紙と電話でのやり取りだけで、お会いしたことはありません。ご健在ならば90歳です。

大町大佐が乗った10km先のマルレを夜間に視認できたという公刊戦史の記述(皆本証言に基づく)は物理的に誤りだということを拙著に書きました。その際にマルレが何色かが気になったので、深沢氏に聞きました。彼は何人かの知人に確認して青緑だと返事をくれたのですが、その際に「自分の記憶では茶色なんだけどなぁ」とおっしゃってました。

色が統一されていなかったのか、それとも人間の記憶はその程度のものなのか。

くすんだ緑色

一昨年、座間味に行った時、展示館で見ましたが、くすんだ緑色だったように覚えてます。(観光客はほとんど来ないのでしょう。さびれてました。)

さんげつさんは、深沢氏に実際に逢われたのですか?だとしたら、相当の高齢でしょうね。

あまがえる

マルレを「あまがえる(雨蛙?)」と呼んでいたことは、阿嘉島の第二戦隊の深沢敬次郎氏から聞いたことがあります。そこから色は青か緑だったということになりますが、深沢氏は自艇が茶色だった記憶があるそうで、統一されていなかったのかもしれません。

天蛙

マルレは「天蛙」とも、言われていたのですね。これは初耳です。

著者は、慶良間の「天蛙」として、渡嘉敷に限定しているではないですね。だが、戦史に見る限り、自ら破壊したとされているのは渡嘉敷の赤松隊だけですよね。
勝又氏が書くように、戦時中すでに一般兵士の間で、慶良間のマルレの不出撃が嘆かれていたことも考えられます。

こんにちは。
「喜屋武岬(勝又正夫)」の著者、勝又氏は独歩第二十三大隊三中隊の伝令をしていました。
慶良間のマルレが出撃しなかった件で、「自ら破壊してしまった」との記述がありますが、これは当時、第三戦隊が自沈した事を通信で伝えた可能性を示唆しています。
ただ、戦後の知識が混濁してこの記述に紛れ込んでいる可能性もあります。
確かな事は、赤松が腰抜けで卑怯者であるという事です。
http://imgb1.ziyu.net/view/kimuke/1429587628.jpg.html

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キー坊@ウチナー

Author:キー坊@ウチナー
沖縄本島中部、巨大な米軍基地を抱える町の生まれ。
齢を重ねるごとに、沖縄戦へのこだわりが強くなります。
曽野綾子・『ある神話の背景』は沖縄を究極的な軍事基地にする目的を持っています。「集団自決」は沖縄戦の集約された出来事だと思います。『ある神話の背景』は沖縄への抑圧・差別の集約文書です。

HP・「その『神話』の背景」(文献・資料集)
http://keybow.co

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