2017-07

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恫喝するような反論

 27日金曜日、22時からのTBSラジオ「荻上チキのセッション22」を聞いていたら、その始めの部分で、曽野綾子が『新潮45』に、産経2.11の「アパルトヘイト」発言に関して、取材先への強い反論を書いているという事を、荻上氏のトークで知った。(『たかがの精神』) 
 荻上キチ氏は、その産経のコラムが載った時から間もない頃に、曽野綾子にインタビューを申し込み承諾されて、曽野に音声インタビューをしていた。その時の曽野は、自分の差別発言にまともに答えることなく、論点はぐらかしの言い訳的発言に終始していたように覚えている。自分はそんな意図であれを書いたのではない、という言い方であったと思う。曽野の何時ものやり方といってよい。

                        新潮45』.

 で、今回の『新潮45』コラムに載せた論考でも、まったく同様の言い訳ぶりである。
 33歳という若手ジャーナリストである荻上チキは、テレビ・ラジオで売れっ子になっている感じがあるが、なぜメディアで多用されるかといえば、権力に対して急所を突くような言論しないからだろう。それでも、曽野は放送での荻上のコメントぶりが気に入らなかったらしい。
 
 曽野はこの『新潮45』コラムでも、自分に取材を申し込んできた記者に対し、「あなたは水の出ないマンションに住めますか?」と訊いて、それに返答した相手には取材に応じたそうである。B層には通じるかもしれない論点はぐらかしではないのか。
 荻上チキの答えは、「まず水が出るように試みる。水がないと自分はいられないが、それは人種差別の故ではない」という答えだったという。至極まっとうな返事だと思える。だが、それに対する曽野の感想は、「やはりこの方は、人道的ではない、と言われることが非常に怖い方なのだな」だったと書いている。
 これを読んだ荻上氏は、「もちろん、自分は人道的ではない、と言われることが怖い。それは誰でもの感覚ではないだろうか?」と、幾分怒気を含んだ言い方で曽野の言い分に疑義を呈しているようだった。

           荻上チキ
                        荻上チキ@辺野古

 今回の『新潮45』のコラムでは、自分に批判的記事を書いた内外のマスコミ、抗議の言論を行った南ア大使館・アフリカなどの途上国支援団体、荻上チキなどの言論人を多数を列挙し、それに対しての「お前ら許さんぞ!」との、売国安倍政権の威光をチラつかせての恫喝であると思えた。
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コメント

国会図書館or都立図書館

和田さんと阪神さんは、のんびり小生からみれば「地獄耳」の感じです。
「中部読売」も、国会図書館or都立図書館では閲覧できそうな気がします。今僕は郊外に住んでいるので、そこに行くのに手間暇が掛かるので、しばらく行ってません。なんとか時間を作ってでも行きたいですね。

持って生まれた曽野綾子の「差別体質」は死ぬまで変わらないでしょう。「歴史通」5月号では、渡部昇一と対談して、相変わらずの自己保身弁解をしてます。

中部読売で23年前

キー坊さん
こんなの見つけました。
http://antiapa.web.fc2.com/news53-2-5.pdf#search='%E6%9B%BD%E9%87%8E%E7%B6%BE%E5%AD%90'

1992年秋頃、曽野が読売新聞に黒人は劣等だとの批評を行っているようです。
おそらくその批評と今回のコラムの方向は同じでしょう。
そして、曽野は二つに通底する方向とは異なる弁解をいろいろしていると予想されます。
というわけで、新聞記事を探す必要がありそうです。ただ読売新聞中部本社というのが入手困難な可能性があります。

荻上チキのブログにも

私が文字起こしするまでもなく、今日荻上氏は自分のブログで、経緯を語っていますね。

荻上チキは、まあ、曽野に対しては、完全否定の感覚を持っていると思いますね。

http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20150402/p1

2択の愚かさ

 伊藤さん、2.11『産経』のあのエッセイを読んだ時点で、私は、曽野綾子はもう老いたりかと書きました。その後『新潮45』コラムの弁明文を読んだ時点では、曽野はもはや認知症的状況に入ったのかな?と思いました。
 ですがそこは山姥で、情念だけは今だに意気盛んのようです。だが、「水の出ないマンションに、住めますか?」という質問をする事自体、認知症的症状と言うしかないですね。チキの疑問は当然です。

 和田さん、さすがに現実的視点からの適格なご指摘は、納得のいくものだと思います。今の日本で、例え沖縄の離島でも多人数が住めば、生活用水が枯渇するというのは、まず無いでしょうね。

 曽野綾子は老境に入ってしまったかのようで、このまま終わってしまうのかもしれませんが、山姥は生き返る可能性は十二分にあります。手を緩めずに追いつめて頂きたいと、お願いします。

曽野のたとえ論法には有効性を問いただす

曽野は、南アフリカの事実でない可能性のあるたとえ話で海外から出稼ぎに来る介護職員を隔離すべきとの論を展開した。

たとえ話は、論議の内容をわかりやすくする、議論の内容を深める上で有効であることもある。議論を整理するに当たって特定のイメージを与えるか植え付ける。このイメージ形成力が毒にも薬にもなる。
謀略を企む者にとってたとえ話は最初から意図的に相手をだます手法、テクニックである。
そのような者は、論理に迫ろうとするのではなく、相手方や傍観者の心理につけこもうとする。

南アフリカのたとえ話を、日本への出稼ぎ等と重ね合わせることは不適切である。
まず、アフリカの出稼ぎは地理的理由からほとんどヨーロッパ志向であり、日本志向はほとんどない。
次に水が不足するマンション等は日本では考えにくい。大家族だろうが水需要は人数に正比例しない。定数部分と人数比例部分があるということは小学校高学年の算数問題にもあるはずだ。洗濯や風呂の水は人数に正比例しない。
日本の居住家屋で水不足というありえない状況を持ち出すことは議論の有効性を無視した論議である。始めから議論をあらぬ方向へねじ曲げる意図が透けて見えるといえる。

曽野のたとえ論法には、論議の内容・争点を整理し各々について、たとえ話がどの論点に何故どのように有効なのかを検証する。有効であれば有効度(論議への射程範囲・拡張性)を検証し対応することにより、実のある議論をすればいいだけである。

有効でなければ、論者の謀略性を暴露する。特に、たとえ話が相手や傍観者に対する心理的効果を狙ったもので自由な論争では邪道であることを力説すべきと思う。

2択の問題

キー坊さん

はやとちりで済みませんでした。文字おこしどうも有り難うございました。

インタビューを受ける条件として、曽野氏が荻上氏に出した問題「もし、水のないマンションに暮らしていたら、あなたは住み続けますか?」について

・2択の問題はYESと答えてもNOと答えてもまずい事になるのが普通です。

 YESと答えると、「やっぱりマンションを出て行くしか無いじゃないか」、「私を批判している人は、非論理的」だと言います。
 荻上氏のように、「まず話し合うなどして、問題解決をはかり、それでも解決しないときは出て行く。しかし、それは住民トラブル解決の一般的手法で、隣人が黒人だからではない」と条件付きYESとすると「人道的でないといわれるのが怖い人」とレッテル張りをします。
 NOと答えると、「水がなくてどうするの?」と聞き、「水を運ぶ」と答えた共同通信の記者には「非現実的、世間知らず」と嘲笑します。

何れにしても、相手を人格攻撃することができます。これが曽野氏の狙い。

・荻上氏のいうように、この設問はもとの問題と直接関係がなく、「設問自体がナンセンス」なわけです。この手の質問には答えずに、質問で切り返すのが、いわゆるディベートのテクニックとされています。「その質問はもとの問題と何の関係があるんですか?」

・ただ、これをやると、延々と議論が続く可能性があり、曽野氏には「私の質問に答えない人のインタビューには応じません」と切る手段があります(取材回避が曽野氏の一番の狙いでしょう)。それでは荻上氏は困るので、条件付きYESで応じたと思われます。

URLは

伊藤さん、ネームの並びの編集の左側のURLをクリックすれば、当該ページが出ます。荻上のしゃべったのをなるべくそのまま文字にしたのですが、かえって読みにくいですね。編集し直そうと、思います。

url

キー坊さん

有難うございます。

url が書かれていないので、お願いします。

荻上チキコメントの文字化

27日の「セッション22」の荻上チキの曽野綾子へのコメントを文字起こししました。
わずか9分強のトークですが、未経験者のおろかさ、2・3時間で出来ると思ったのですが、半日掛かりました。荻上チキの曽野批判が痛快なので、根気が続きました。

チキのしゃべり口はソフトですが、中身は曽野に対してかなり辛らつだと思います。モノカキの「大御所」に最低級の評価を下していると思います。
下のURLをクリックしてください。

文字おこし

キー坊さん

文字起こし期待しています。
You tubeはこの部分が欠落しているようです。

荻上チキのコメント

荻上チキ氏は金曜日の番組で、冒頭に曽野の新潮コラムについて、10分くらいコメントを述べてましたので、それを録音しました。語り口は一聞ソフトですが、内容はかなり曽野を貶してます。

近い内文字起こしをしましょう。

”たかが”の曽野氏

キー坊さん
新潮45の情報有り難うございます。

この前の荻上氏とのやり取りから、反論は書かないのだろうと思ってましたが、予想が外れました。荻上氏にやり込められたのがよほど悔しかったんでしょう。

散々言って来た「差別ではなく区別です」という台詞はきれいに消えていますね。代わりに出て来たのが「たかが作家の言うことですから」です。

「あんたに作家の代表のような顔をしてもらいたくない。『たかが曽野の言っていることですから』と言い直してもらいたい」と思っている作家は多いでしょう。

主張している人が「たかが」であっても、主張する内容と発表場所が「たかが」でないところが問題の発端でした。

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キー坊@ウチナー

Author:キー坊@ウチナー
沖縄本島中部、巨大な米軍基地を抱える町の生まれ。
齢を重ねるごとに、沖縄戦へのこだわりが強くなります。
曽野綾子・『ある神話の背景』は沖縄を究極的な軍事基地にする目的を持っています。「集団自決」は沖縄戦の集約された出来事だと思います。『ある神話の背景』は沖縄への抑圧・差別の集約文書です。

HP・「その『神話』の背景」(文献・資料集)
http://keybow.co

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