2017-10

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

曽野本と須田本の類似性

 ブログイスラエル・ハイテクベンチャーCEOのメンバーの一人・Hetereo氏(イスラエル人)の記載によれば、イスラム国から、後藤健二さんとの交換要求をされた女死刑囚(Sajida al-Rishawi)は、ヨルダンの刑務所から別の場所へ向けて移送中である。数時間で後藤さんは解放されるだろう…という。
 しかし、アメリカの圧力やヨルダン人パイロットとの絡みがあって、確実なものではないらしい。それでも、Hetereo氏の情報が事実とすれば、後藤氏解放の可能性が高くなったという事で喜ぶべきだ。

 しかし人質騒ぎの陰で、日本政府は辺野古埋立ての強行に取り掛かっている。沖縄地元紙では連日、沖縄防衛局や海上保安庁の暴力的な、反対運動家らへの実力行使を報道しているのだが、中央紙やテレビが大きく報道する事はない。権力には逆らわず、弱いものを見殺しにする日本人の『天然ファシズム』が、ここでも発揮されている。ごく一部分の大和人は自分の問題として捉えてくれるが、大部分は無関心だ。

        辺野古埋立て強行
              沖縄タイムス1.28  前に書いたように、このブログのテーマである『ある神話の背景』とは関係ない『STAP事件』をしつこく書く訳は、両方とも権力・既得権勢力の立ち位置から、弱者を叩いた事件であるからだ。そして、二人の女の、権力御用モノカキとしての、のし上り意欲も感じさせられた。
 沖縄の日本復帰時に書かれた曽野綾子の『ある神話の背景』は、沖縄戦記の末梢的な矛盾を突き、歪曲や捏造を混ぜて、戦記著者や被害住民の名誉を毀損しながら、逆に戦時中日本軍が行った暴虐事件を正当化し、旧日本軍人の名誉を回復する為の謀略文書というべきものであった。
 個々人に対する記述でも、沖縄の戦記記述者の太田良博や元村長らが、赤松元隊長を告発する証言や記述の矛盾を突いて、彼らが捏造したかのような極めて冷淡な書き方をしている。そしてあの捏造文書というしかない『赤松隊陣中日誌』を元に、旧日本軍人への暖かい眼差しを向けた記述ぶりであった。 

 須田桃子が書いた『捏造科学者』を読んだのだが、『ある神話の背景』と似たような感じを受けた。自分らの陣営(既得権益追従勢力)に与する者(特に若山照彦・遠藤嘉帆ら)については、徹底的に好意的な筆致で描いている。逆に小保方晴子氏に対しては、末梢的な事柄を突ついて、終始冷笑的、非難的な筆致で貫いている。
 須田はやはり、遠藤の解析と、若山の第三者からの解析をSTAP細胞否定の主要な根拠としている。しかし、遠藤が3月上旬に匿名ブログ(kahoのブログ)でやった解析は、『イスラエル・ハイテクベンチャーCEO』geno_computing(分子生物学の専門家)によって、遠藤の解析は「エセ科学」であると切り捨てられている。
             自著を手に満足顔
                 得意満面の著者 

 若山は6月16日に行った会見では、小保方氏から渡されたSTAP細胞は解析の結果、自分が渡したマウスから造られたものではなかったとし、言外に小保方氏が他所から持ち込んだマウスとすり替えたのだとしていた。だが、それを翌7月のネイチャー論文取り下げの理由書では、それを覆し自分の研究室で造ったマウスである可能性があると変更した。肝心な部分を変更したのである。この若山の会見も、『イスラエル・ハイテク――』のanti-globalism氏によって、会見はデタラメである。すり替えた者は小保方氏ではない可能性が高いという意味の事を言われている。

 なぜ若山が肝心な部分を修正したかと推察してみるに、7月27日に放映された『NEKスペシャル・STP細胞不正の真相』というタイトルの、STAP潰しの謀略番組と辻褄を合わせる為でなかったと思える。番組では遠藤高帆を、STAP否定の主要出演者として登場させて、彼の論文上の解析ではSTAPの一部にはアクロシンGFPという遺伝子が導入されているという事が判ったと発言していた。

 それは精子に発現する挿入遺伝子で、STAP細胞とは関係ない要素であると言っていた。だが、それを聞いた若山は心当たりが有ると言った。アクロシンGFPを組み込んだES細胞を、当時若山研にいた外国人留学生がそれを作ったと聞いていたという。そしてそのES細胞を山梨大に移動するとき、持って行く予定だったと若山は言っている。
 
 番組はそのES細胞が小保方氏の研究室で見つかったとの映像を流していた。NHKはその留学生に電話インタビューして声だけの出演をさせ、なんでそれが小保方氏の冷凍庫にあるのか、全く分からないとびっくりしたという返答をさせていた。この番組は小保方氏が若山研からES細胞を盗み取って、STAP細胞を「捏造した」との物語を捏造したのだと思う。しかし、私は前に行ったように、確信的捏造者が証拠物件なるものを自分の研究室に残しておくはずがないと思う。小学生でも分かるだろう。また、それ程の重要証人なら、NHKは直接会ってインタビューしなければなるまい。

  NHKは放映の数日前に小保方氏への強引取材で、ホテルへ逃げ込んだ小保方氏をトイレにまで追いかけて、手に怪我までさせている。この番組で、NHKは正真正銘の権力御用謀略放送局である事を露呈した。しかし、他のメディアはNHKを非難する報道はしなかった。全メディアが既得権勢力への追随機関となっているという事だ。

 ところで、須田桃子は今回の著書では、『NHKスペシャル』については全く言及してない。須田もこの番組に協力したに違いないが、番組がそれまでの若山・遠藤の発言と余りに矛盾する内容であるから、ボロが出たら拙いと思ってNHKについては何も書かなかったのだ。恰も、曽野綾子が、曽根一等兵朝鮮人軍夫の事を調べようと思えば調べられたのに、権力側に都合の悪い事からは逃げたのに似ている。

 弱者を徹底的に叩いて(或いは真綿で首を絞めて)、強者(権力側)に奉仕する、或いは奉仕させる日本人の体質・体勢・体制は揺るぎないものだろうか?
スポンサーサイト

コメント

ネトウヨランキング

キー坊さん ウチナーグチの解説ありがとうございました。私の理解はおかしかったようですね。

友寄氏は、私達より2まわり若いんじゃないでしょうか。彼から聞いた話をひとつ。

ネトウヨが各種ランキングをのせているサイト?があり、マスゴミと称して1. 東京新聞 2.朝日新聞 3.琉球新報 4.沖縄タイムス

ダメ記事と称する分野もあり、彼の記事が2本入っているのだそうです。
ネトウヨから目の敵にされていると言って笑っていました。

>ぬーすが ちゃーすが

伊藤さん、またご報告をどうも。
友寄貞丸という氏名を初めて聞きました。ネット検索してみると、私らよりは一回り位年少の方であるようです。丸という字を名に使うのは沖縄では珍しいと思います。
友寄氏の年齢までは、ウチナーグチを自在に使える人は多いのではないかと思います(が、地域によって、或いは家庭によって個人差が大きいと思います)。

根っからのウチナーグチ人間の小生に訳させてもらえれば、ぬーすが→「何するのだ」、ちゃーすが→「如何するのだ」、です。
というわけで、権力べったりでのし上った政治屋の菅官房長官に対して投げる言葉としては、ニュアンスに甘い感があります。

小泉以来、末端の人間など自分が生き残る為には落命させてもかまわないと思う政治屋が大多数になっているのでしょうね。

ぬーすが ちゃーすが

戻りのバスの中で、最近までサンデー毎日の記者をしていて、今はフリーの友寄貞丸氏に会いました。彼は、数々の愚行に輝く菅(すが)官房長官に敬意を表して

ぬーすが官房長官 ちゃーすが官房長官

という称号を贈りたいと言っていました。今年の流行語大賞を狙っているそうです。

「ぬーすが」は「なに言っているんだ」、「ちゃーすが」は「何やってるんだ」という意味だろうと理解しています(キー坊さんに補足をお願いします)。

今般、2人の人質の命を救うことができず、日本国民をテロの標的にしました。まさにピッタリです。

高齢化

伊藤さん、詳細なご報告ありがとうございます。
私など、本土在住の退役世代も足しげく参加しないといけないのですが、個人的事情でままなりません。
現地の参加者は高齢化しているでしょうね。沖国大で講師をしている宮城晴美氏も、最近とても気になる事は学生の保守化だと言っていました。無気力化ということでしょうね。そこを見越して政府は、埋め立てを強行しているのだと思えます。年寄りの抵抗など大した事ないと。


 後藤健二さんの解放が再び不透明なものになってきました。Hetero氏の情報は誤報だったわけです。だが、Hetero氏は自国のイスラエルと、アメリカを最悪のテロ国家と規定しています。そこに私は、STAPを含めた彼らCEOグループの言説に確からしさを見るのです。

辺野古報告

那覇から島ぐるみバスでの参加者は約40名、そのうち本土から3,4名です。平日に勤め人の参加を期待するのは無理で、ほとんどが退役後と思しき中高年です。女性のほうが多い。10時に出発して、11時半頃にキャンプ・シュワブの第1ゲート前につきます。ゲート横に泊まりこみ隊のテントが6つくらい並んでいます。その付近で抗議集会。初めての参加者はそのまま辺野古漁港のテント村へ。テント村から沖合をみると巡視船が8隻認められました。基地の主要部が鎮座すこことになる大浦湾と合わせて巡視船の総数は10数隻です。

13時頃から合流してデモ。第1ゲート(米軍の出入り専用)→第2ゲート(工事資材搬入口)→辺野古弾薬庫入り口と約1kmの行程をシュプレヒコールを上げて行進します。途中で美謝川の流路変更計画についての説明がデモ隊リーダー山城博治氏からありました(後述)。帰り道で第2ゲート前で抗議集会。その後第1ゲート前で抗議集会。

第2ゲートには、可動式のパネルゲートがあり、前面にALSOKの警備員が数名(初日は沖縄県警の警官も数名)、背後に警官+両脇に警備車両という構えです。私の時は、搬入車両が来なかったのでもみ合いはありませんでした。最近は、昼間の搬入はなく、夜間もデモ隊に追い返されたりして、もっぱら海から運び込んでいるのではないかとのことでした。

警官の暴力に関して、被害にあった女性の話を聞きました。手口としてはサンドイッチ状に挟んで足を払い、その後さっと離れるというものです。その女性は頭を打ったのですが、幸い打ちどころが悪くなかったのと、帽子とフードを2重に
保護していたので大事に至らなかったそうです。デモ隊の人数が多ければこのようなことは防げるので、数が大事だと思います。

沖縄県警は県知事の配下にあり、大部分は沖縄県民なのでまだましで、海保はひどいと聞きますが、確認はしていません。

辺野古ダムの水は美謝川を通って大浦湾の真ん中に注いでいます。この流路を変更しない限り埋め立ては物理的に不可能です。この流路変更の認可権を持っているのは稲嶺名護市長で、市長の徹底抗戦にあって、沖縄防衛局は流路変更許可申請を取り下げています。本土のマスコミ報道からは工事は粛々と進んでいるような印象を受けますが、実際には立ち往生していると思います。

バスの行き帰りでマイクを通して参加者の話を聞く機会がありました。沖縄の人が一番怒っているのはもちろん安倍内閣ですが、その次に本土のマスコミの無関心です。2日間参加しましたが、見かけたマスコミは地元の琉球新報、沖縄タイムス、沖縄TV以外は赤旗だけでした。

辺野古へ行こう

28日29日と辺野古へ行ってきました。
状況報告は追ってすることにして、抗議デモへの参加を呼びかけたいと思います。沖縄防衛局は27日にブイ固定用の数十トンのコンクリートブロックを投入を開始しました。ブロックは1日4個のペースで作業完了に20日くらいかかる見込みです。

那覇の沖縄県庁前から、島ぐるみ会議の辺野古行きバスが、(当面)毎日10:00出発、17:30戻りで運行されています。(問い合わせ 080-6482-4963 島ぐるみ会議事務局)
那覇は毎日運行ですが、宜野湾市、うるま市、沖縄市は週1です。目下のところ100人から200人くらいで、戦力不足の感は否めません。ひとつの山場なので本土から援軍を差し向けたいところです。

この呼びかけを拡散していただけるとありがたいです。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://keybowokinawan.blog54.fc2.com/tb.php/366-4ea7d778
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | ホーム |  »

プロフィール

キー坊@ウチナー

Author:キー坊@ウチナー
沖縄本島中部、巨大な米軍基地を抱える町の生まれ。
齢を重ねるごとに、沖縄戦へのこだわりが強くなります。
曽野綾子・『ある神話の背景』は沖縄を究極的な軍事基地にする目的を持っています。「集団自決」は沖縄戦の集約された出来事だと思います。『ある神話の背景』は沖縄への抑圧・差別の集約文書です。

HP・「その『神話』の背景」(文献・資料集)
http://keybow.co

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (2)
関連著作の紹介 (73)
渡嘉敷島関連 (19)
座間味・阿嘉関連 (19)
奄美その他 (38)
曽野綾子論 (35)
基地 (55)
政局 (45)
自論 (40)
STAP問題 (17)
慶良間全般 (1)

FC2カウンター

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。