2017-04

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

虚しき知事選

 明日が「沖縄県知事選挙」の投票日である。今首都圏在住の自分にとって、今までになく関心がある知事選に拘らず、これ程に苦々しい気分にさせる知事選を眺めた事は、かつて無かった。

                翁長候補
                   沖縄タイムス11.12
 誰が当選するかは、もう決まっていると思える。翁長雄志前那覇市長が当選する事が予定されたものに違いない。9月21日と27日のエントリーに書いたように、辺野古基地絶対反対を掲げて出馬した翁長氏は、「オール沖縄」の心情を代表して、仲井真弘多現知事に大差をつけて当選すると思われた。が、ここに来て、翁長氏への異議申し立てで立候補した喜納昌吉をはじめとして、翁長氏の出馬動機に疑念を持つ人たちが出てきている。私もそうである。
 政治経済評論家の植草一秀氏は、講演会やブログ・メルマガでその事に警鐘を発し続けている。「埋め立て承認」を取り消さない翁長候補は最終的には、米軍基地建設そのものの容認まで企図しているのではないか、との疑念を強く打ち出している。

 仲井真現知事が厚顔無恥にも、前回選挙の公約を破棄し、辺野古沿岸の埋め立て承認をしてしまったが、翁長氏が「辺野古基地建設絶対反対」の立場を貫くとすれば、知事権限による「辺野古沿岸埋め立て承認」の取り消しを、選挙公約として掲げるのが道理のはずである。だが、翁長氏は「取り消し」を公約にしないという。「腹八分・腹六分」などと意味不明なことを言っているが、要するに、自分を支持してくれている県内実業界の一部分の意向に反する公約は、できないということであろう。業界の翁長支持派の意向とは、埋め立てを取り消さないで我々に工事を与えろ、である。公共工事に頼っている沖縄の土建業者は、辺野古沿岸埋め立て工事のような巨大工事を欲しがっているのだ。

つまりは、仲井真知事を支持している業界の主要勢力と同じく、翁長氏支持を表明している一部勢力も、埋め立て工事を国から貰って利益を得たいのである。このような意図を隠して翁長氏は選挙戦に臨み、当選した後は、知事権限で行使できる「埋め立て承認の」取り消しor撤回を実行せず、仲井真知事を支持した勢力、及び自分を支持した勢力を合わせた沖縄の全ゼネコンの意向に添う政策を実施する腹積もりであると、私は推断している。(新聞インタビューでは、取り消しも選択肢だと言っているが、公約にはしない。)
結局は、翁長雄志氏は国家権力に追随する買弁政治家でしかないということだ。

 だが、彼が辺野古基地建設を阻止してくれると素朴に期待している県民は彼に投票するだろう。大方の沖縄の革新政治家、及びその支持者達も今の時点では、彼の言っている事を信頼して投票するだろう。だから、彼は得票率はどうあれ、当選して新知事になるに違いない。
政府はこの選挙戦では、翁長氏の当選を予測していると思うが、彼も権力追随の政治家である事を分かっているから、なるべく仲井真の得票率を増やして、翁長氏に当選後に裏切りをし易いような情勢を作ってやりたいのだと思える。

 植草氏の疑念表明、喜納昌吉の翁長への疑問を表明しての出馬によって、県民、或いはマスコミ人の中にも、翁長氏への疑惑を持ち始めた者も少なからず居ると推測できる。しかし、そういう部分の人達はその疑惑を口にする事はできない。沖縄の新聞等が翁長氏への疑問を発すれば、大きく得票に影響して表を減らしかねない。あるいは棄権する者も増えるかもしれない。そうなると、仲井真知事が三選されかねない。仲井真が当選すれば、国は県民の理解が得られたとして、大手を振って埋め立て着工、飛行場建設に取り掛かるだろう。だから、今翁長氏を支持している革新勢力は、翁長を支援して当選させる以外に、取るべき策はなかったのである。

 翁長氏は当選後も「埋め立て承認」を取り消さないだろう。彼を支持した一部建設業界(実は全業界)の意向に従って、国の埋め立て着工に抵抗しないだろう。そして、埋め立て完了後の基地建設阻止には抵抗する振りをするのだと思う。
しかし、それからでは遅いのは言うまでも無い。あっという間に飛行場完成まで持っていかれるだろう。それはまた、選挙で翁長氏を支援した部分を含めた沖縄の全ゼネコンの欲するところである。

 沖縄の辺野古基地建設反対の勢力は、とりあえずは翁長雄志氏を当選させる以外に取る道は無い。その後に、彼のやる事に監視の目を光らせて、「埋め立て承認」取り消しの要請をしつこくやっていくしかない。

 それにしても、本土では今度の沖縄知事選に関して無関心の情況に近い。大不況を見越しての安倍内閣の性急解散、これは総選挙中に埋め立て工事着工する為の眼くらまし効果も狙っていると思える。絶望的な日本の状況ではないか。
スポンサーサイト

コメント

東大話法

曽野氏は「陣地は真っ先に敵の攻撃目標になるから、民間人を巻き込んではいけないことが常識だった」と言っていますが、「ある神話の背景」では全く逆です。
「住民を犠牲にすることを前提に、防衛の戦闘配置は決められるのである」が常識だったと言っています。

東大話法  ・どんなにいい加減でつじつまの合わないことでも自信満々で話す

お気楽な人です。

一ヶ所への集結は自決強要

『集団自決の真実』(2006版)に35ページに、74歳の生き残り老農夫の言葉が引用されています。

「・・・一番の誤りは、村民があんなふうに一か所集まったことだと言えるだろう」

赤松は捕虜にさせないために住民を一ヶ所に集めて、米軍の砲弾にさらし、集団自決へと誘導したのです。

曽野綾子も老いましたね。老い先短いと思えますが、勝ち逃げさせたくないですね。

予想通り翁長雄志が当選しました。相変わらず、彼への疑念は拭えませんが、これで、全国に「辺野古拒否」の印象を与えたとは言えます。

訂正↓

誤 大量死を意味する。
正 大量死を意味すると知っているはずだ。

曽野よ沖縄へ行け

こんにちは。
馬鹿ウヨブログに曽野綾子がサンケイ新聞に戯言を掲載したのを転記していました。
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1642.html
曽野はこう↓ほざいています
「私は渡嘉敷島の集団自決を取材中、島民がアメリカの艦砲射撃を恐れて、軍陣地と予定されている地点になだれ込んで来そうになった時のことを、当時の守備隊長から聞いた。その時、この隊長は、軍陣地内には民間人は入れられない、と言っている。なぜなら、陣地は真っ先に敵の攻撃目標になるから、民間人を巻き込んではいけない、ということが常識だったようである。」

アホか、赤松の馬鹿は住民をわざわざウンナガーラから迫撃砲を打ち込まれやすい場所に移動させ、しかも一ヶ所に固まらせているんだぞ。
これは、死んでもらいたいという強い意思があったと言われてもしかたない。
軍隊経験があれば一ヶ所に集るのは接近戦では大量死を意味する。
それを知らない馬鹿軍人だったのか赤松は?
それに民間人を巻き込んではいけないというのは嘘である。
いかにも住民を護ったかのように装っているが、実際は陣地暴露を恐れただけなのだ。
曽野ババア、沖縄へ行って再取材して来い!!

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://keybowokinawan.blog54.fc2.com/tb.php/357-4cdc9b5a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | ホーム |  »

プロフィール

キー坊@ウチナー

Author:キー坊@ウチナー
沖縄本島中部、巨大な米軍基地を抱える町の生まれ。
齢を重ねるごとに、沖縄戦へのこだわりが強くなります。
曽野綾子・『ある神話の背景』は沖縄を究極的な軍事基地にする目的を持っています。「集団自決」は沖縄戦の集約された出来事だと思います。『ある神話の背景』は沖縄への抑圧・差別の集約文書です。

HP・「その『神話』の背景」(文献・資料集)
http://keybow.co

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (2)
関連著作の紹介 (73)
渡嘉敷島関連 (19)
座間味・阿嘉関連 (19)
奄美その他 (38)
曽野綾子論 (35)
基地 (55)
政局 (45)
自論 (40)
STAP問題 (17)
慶良間全般 (1)

FC2カウンター

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。