2017-10

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NHKが笹井芳樹を死に追いやった。

 理研(CDB)笹井芳樹副センター長が自殺した。小保方晴子ユニットリーダーの自殺が心配されていただけに、笹井のほうが自殺したのは意表を突かれた感じがある。自殺の深い理由は、外からは分からないところがあるが、直接のきっかけは7月27日に放映されたNHKスペシャル調査報告 STAP細胞 不正の深層にあるに違いない。

 前記事にも書いたように、この報道特集は、小保方晴子がSTAP細胞を捏造したとの前提で、番組を構成している。笹井は小保方に乗せられて、捏造された実験を元に、持ち前の手練手管を駆使して見栄えの良い論文を仕上げ、見事にネイチャー誌に採用・掲載されたという揶揄的内容を含むものであった。
 おそらく笹井のところには、多数の非難電話・メールが殺到しただろう。

          笹井芳樹4月16日 4月16日会見

 このNHKの特集は、先端医学・生物化学業界における「既得権益勢力」の立場に立って、新参のSTAP細胞勢力を追い落とす意図を持って作られたものであろう。
 NHKは1月の終わりに、理研のSTAP細胞論文がネイチャー誌に掲載されたという、発表会見を好意的に報道していた。1月の初めには、安倍首相は神戸・CDBを訪問して理研という組織の支援に大きい意欲を示していた。
 現時点でも、理研には年間850億円の国庫資金が投入されているという。「特定国立研究開発法人」に指定されると、さらに大きな資金が投入される予定であったという。要するに大きな金が絡んでいたので、理研は大々的「実績」を発表して「特定法人」に指定される弾みにしようとの目算であったらしい。

                cdb1gatu11niti

 しかし、欲得が絡めば、利益相反する勢力からの横槍が入る事は、日本社会の常だろう。論文発表後すぐに始まった疑義指摘の動きは、笹井・小保方からSTAPよりは劣っていると、実質指摘されたips細胞研究に与する陣営の研究者達がその構成員だろう。
 その勢力の言論の勢いが増すにつれて、日本の「天然ファシズム」はSTAP排斥の方向に傾いていったと思える。最初、STAP支援派だったNHKも「天然ファシズム」の傾向に沿う向きになって、完全に笹井・小保方潰しの番組を作る事になったと言える。放送数日前の小保方への横暴な取材は、NHKが所詮権力追随のメディアでしかない事を露呈した。

 小保方氏に宛てた遺書にはあなたのせいではない」「STAP細胞を必ず再現してくださいという趣旨のことも書かれていたという。もし内容が本当なら、笹井は邪心の少ない研究者だったと言えるが、死んでしまえば小保方への応援も全く虚しいものではないかと言いたくなる。だが、自殺する人間はそれしか道がないほど、精神的に追いつめられているから死ぬのだろう。

 笹井芳樹は日本型「天然ファシズム」世界の中で、典型的秀才エリートとしての人生を歩んできた人間なのだろう。1月のSTAP論文発表の時までは、順風満帆の人生だったと思えたが、その後まもなく、反STAP勢力の反攻によって、突然、「天然ファシズム」の逆風に晒される事によって、精神的バランスを失ってしまったという事だろう。

 懸念される事は小保方晴子の精神的情況という事になろうが、当分はSTAP細胞の再現実験は手に付かないと思える。小保方は女だから、男の笹井より生命力は強いと思いたい。笹井が「必ず再現してください」と言い残しているのなら、それに全力を注いで再現を実現してもらいたい、というのが日本(大和)の「天然ファシズム」を憎む沖縄小父さんの希望である。
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コメント

小保方氏に再現の機会を

 理学者らしく伊藤さんの、抑制の効いた文章には説得力を感じさせられます。

「STAP細胞が間違いであった可能性が高いことは残念ながら認めざるを得ません。… 本人に実験させて当否を確認するのが至当です。」

 これまでの、科学発見史の例に見れば、「STAP細胞」が間違いであった可能性が高いことは否めないでしょうね。それでも、それが全くの間違いであることは誰にも証明できないので、小保方氏に再現実験をさせる事も、仰るように、至当なことですね。

 分子生物学会の幹部など既成の研究者たちが、小保方氏に実験さえさせずに、潰そうと血道を上げていることに私は素朴な疑念を持つのです。そのことがかえって、私に「『STAP細胞』はあるかも知れない。小保方が未熟な学者であっても、『世紀の大発見』に何の関係ない」という直感を抱かせるのです。
 伊藤さんのコメントを、文系の山崎行太郎氏やその支持者達に読んで頂きたいですね。

研究と自己欺瞞

世界中のトップクラスの研究者が誰も追試に成功していないところから、STAP細胞が間違いであった可能性が高いことは残念ながら認めざるを得ません。しかし小保方氏が出来ると主張しているのですから本人に実験させて当否を確認するのが至当です。

仮に小保方氏が再現に成功しなければ、ほぼ誤りだったということになりますが、驚くことはありません。分子生物学は、1年以内に駄目なことが分かる論文が5割、結局消えてしまうのが3割、生き残るのが2割という世界だそうですから(本庶佑:新潮45、7月号)。

したがって不正だ、捏造だと大騒ぎするのはおかしい。錯誤はよく見られることです。一般の方はともかく研究者が煽っているのはいかがなものかと思います。分子生物学会の大隅典子氏は「研究不正が済むまでSTAP細胞の再現実験の凍結」
を求める理事長声明を7月4日に出しています。しかし、氏は学会の意思決定機関である総会もしくは理事会に諮っておらず、言語道断です。学会の私物化といわれても仕方がないのではないでしょうか。

仮にSTAP細胞が事実でなかったとして、あれだけ多数の人間が関与して誰も気がつかないのはおかしい、不正があったに違いないと考えるかもしれません。しかし、研究では自己欺瞞という現象が知られています。自分自身も騙されてしまうわけです。研究を始める場合、虚心坦懐、白紙の状態で始めることは稀で、こうなっているはずだ、こうなっていて欲しいと思って始めます。来る日も来る日もそれを願っているわけですから時に幻を見ることがあります。大抵は本人自身か周りの人が気づきますが、すり抜けることがあります。卑小な体験を話すと、論文を投稿して査読者に指摘されて初めて錯覚に気づいたことがありました。

この自己欺瞞が集団で発生することがあります。有名な例はN線事件です。1903年フランスのナンシー大学の著名な物理学者ブロンロはX線源から新種の光線を発見し、N線と名づけました。ナンシー大学の同僚は、N線がX線源だけでなく、人間の神経組織からも発することを見つけました。その後N線はガス、磁場、化学薬品と幅広く発見され、フランス科学アカデミーは1904年彼に誉れ高いレコント賞を与えました。しかし、N線は幻でした。

なぜこんなこんなことがおきたのか。1900年ころドイツに比べてフランスの名声が下り坂にあり、なんとか挽回したいと思っていたところにN線が出てきたため、フランスの科学者が集団でコロリと騙されてしまったといわれています。自己欺瞞の原因となる願望が純粋に科学とは限りません。政治的な理由もあり得るという一例です。

学会(業界)の生臭さ

伊藤さん、コメントをどうも。

理系が出自の伊藤さんは、「一研究者・教育者の意見」氏の考え方に共感できるわけですね。しかし、一般的研究者を代表しているというべきこの意見は、学会のトップに居る人達の言論に反映されてないということですね。
素人の私は、この辺に学会(業界)の生臭さを感じます。

小保方氏が捏造を働いた可能性を否定はできませんが、一般人の感覚として、そうではない可能性もそれ以上に在ると思いますね。

「一研究者・教育者の意見」サイト

ご存知だと思いますが、山崎行太郎氏のサイトに「一研究者・教育者の意見」のブログが紹介されました。http://blog.livedoor.jp/pyridoxal_phosphate/
ブログ主は年齢が60少し前くらいの大学の先生ではないかと推察しますが、これまでの一連の主張は穏当で私も共感するところが多く、おそらくシニアクラスの研究者を代表している意見ではないかと見ています。

分子生物学会の大隅典子理事長他の行動はエキセントリックで、どうしてこうした人物が学会の指導的立場にいるのかのかいぶかしく思います。

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キー坊@ウチナー

Author:キー坊@ウチナー
沖縄本島中部、巨大な米軍基地を抱える町の生まれ。
齢を重ねるごとに、沖縄戦へのこだわりが強くなります。
曽野綾子・『ある神話の背景』は沖縄を究極的な軍事基地にする目的を持っています。「集団自決」は沖縄戦の集約された出来事だと思います。『ある神話の背景』は沖縄への抑圧・差別の集約文書です。

HP・「その『神話』の背景」(文献・資料集)
http://keybow.co

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