2017-06

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小保方・STAP問題への拙見解

 小保方晴子博士が、これまでの抵抗も虚しく、レター論文に引き続き、ついに主要論文の取り下げにも同意した。しかし「STAP細胞」存在の事実は変わるものでない」という根本的主張は撤回しないという。

 代理人の三木弁護士は、「理研が進めるSTAP細胞の有無を調べる検証実験に参加するため、応じざるを得なかった」という背景があるから、と説明したそうである。理研は「論文撤回に同意しなければ再現実験をさせないぞ」との圧力を小保方氏に掛けたのか?だとすれば、再現に自信を持つ小保方氏としては、「仕方ない」選択であろう。

スタップ実験と解析の流れ
スタップ問題経過

 しかし今や彼女にとって、「四面楚歌」状態の「理研」実験室に戻っても、正常な精神状態で精緻な再現実験を行えるものだろうかという懸念がある。理研広報室は「再現実験に参加させるという条件で、撤回同意を求めたのではない」とも言っているらしい。たとえ実験に参加さても、彼女の業績を無きものにしたい理研は、実験を妨害することさえあり得ないか?
 国内的には、彼女は地に落ちたヒロインになったと言っていいだろう。論文取り下げが済んでしまえば、まもなく懲罰委員会開設、即解雇も考えられる。

 米ハーバード大での小保方氏の指導教官であり、「STAP細胞」理論のアイディアを授けたというC・バカンティ教授の取り下げ助言も、彼女の同意に大きく影響したようである。
 STAP細胞の原案者であるバカンティ氏が、小保方氏に「もし、ネイチャー誌から直接論文取り下げられると、将来再度論文提出を行っても受理さえされなくなる」と、助言したようである。国内では理解ある弁護人に支えられているとはいえ、現実的には孤立無援の状況に置かれている彼女にとっては、致し方ない取り下げ同意であろう。今後の小保方氏にとっては、バカンティ教授のグループが唯一の頼みの綱になるのだろうか。

 科学に知識もない私が、小保方・STAP問題に関わっている理由は、山崎行太郎氏が熱意を持って小保方擁護をし続けている事に触発された事もあるが、この騒動が日本人の根本的歪みを、浮き彫りにしているのではないかと思うからである。その歪みとは、私が言う日本(大和)人の「天然ファシズム」という事である。私が感じるこの「天然ファシズム」の特質とは
 、「全体の空気を全体の人間が読む」、「その空気に逆らう事を全体の人間がしない」、「弱者が強者の犠牲になる事を全体が容認する」等などである。
 組織・社会の規模を問わず日本にはこの特質があると思う。

 大手メディアのほとんどが、安部政権の数々の庶民抑圧政策に、本気で批判の体勢を取らないのはその代表的現象である。沖縄・辺野古に巨大新基地を建設する事態が進行しているに拘らず、メディアは騒がず、日本人大衆はその事に気持ちが痛むことなく、弱者である沖縄への抑圧を容認する姿勢を何となしに取っている。

 今回のSTAP細胞騒動も、日本(大和)的「天然ファシズム」の大きな現象だと思っている。
 山崎行太郎氏は哲学的にこの問題を分析して、「『科学』と『科学主義』は違う、ということだった。言い換えると、『存在論的思考』と『イデオロギー的思考』の違いということである」とブログで言っている。

 更に、山崎氏は『科学主義』・『イデオロギー的思考』の陣営とは、科学界においては「東大・京大」を中心とする既存の学会体勢であり、もっと具体的に言えば、元実験パートナーの若山照彦山梨大教授が小保方追い落としの仕掛け人であり、黒幕に居るのがips細胞研究でノーベル賞を取った山中伸弥教授であると断定している。山崎氏独特の「存在論的思考」=「大胆な推測」としか思えないが、荒唐無稽だとも思えない。だが、私の知識では、とてもそこまで推量を及ぼせられる事ではない。

 私の知識の範囲内では、「STAP細胞」自体が存在するかどうかについても断定はできないものである。小保方氏やバカンティ教授など、実際に作製したことのある研究者以外には断定できない事である。論文通りにやっても他者には簡単には真似できないコツがあると、小保方氏は言っている。しかし、他の誰も再現できないからといって、それが捏造だと決め付ける事こそ「科学的」でない事は言うまでもない。クローン羊でも、論文発表から再現まで1年半掛かったそうではないか。

 伊藤秀美さんが前記事へのコメントで、次のように仰っている。
「間違っていても自然に淘汰されるからです。繰り返し試すことができるので、どんなにレトリックで飾り立てられていようが、あるいは権威、権力、財力で守られていようがダメなものはダメと最終的に正しく判定できます…」
 時間を掛けて検証実験が繰り返される限り、正しい理論は残り、間違いや捏造は駆逐されるという事である。小保方氏の「STAP細胞理論」も将来的には、その真贋が明らかにされるだろう。
 しかし、今すべてのネイチャー投稿論文が撤回されたとなると、「天然ファシズム」の日本では、小保方晴子博士はインチキ学者の烙印が押され、外国の研究機関による小保方氏救い上げが無いと、彼女は学者生命を奪われて人生そのものも侘しいものになるだろう。もし将来、STAP理論が正しいものと判明したと仮定すれば、日本の「天然ファシズム」は犯罪者的な属性を持つ、と言っても大袈裟ではない。

 ところで、小保方氏が200回作ったという「STAP細胞」を、バカンティ教授以外にも1回だけ作った事があるという研究者一人だけ居る。他ならぬ、理研で実験パートナーだった若山照彦山梨大教授である。2月27日掲載の、アメリカの幹細胞生物学者、Dr.Knoepfler氏ブログのインタビューに答えているが、その中に以下のような発言がある。(「東京BLOG」氏のブログの全訳文)
「私が理研を去る前、私は脾臓からSTAP細胞を作ることに成功しました。でも一度だけです。その時は小保方博士がよく指導してくれました」
 いよいよ、若山氏には、真相を語るべきとてつもなく大きい責任が生じている。(続く)

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コメント

国立青少年の家

私も時々まりやーじゅというNHK番組を聞きますが、軽快な番組ですよね。レジャー方面を主な話題にするのではないでしょうか。ろーま人が老骨を押していくでしょうか。
日本復帰前から、慶良間のどこかには「琉球政府」立の研修施設があったように記憶しています。

今は国立となって、従事する人間も、大半がナイチャーになっているでしょうね。

NHKラジオが集団自決の地に

こんにちは。
7月21日に午後のまりやーじゅが青年の家にてオンエアされます。
3連休は稼ぎ時なので、私は申し込みません。
掛け付けたろーま人が「集団自決は軍命ではない!!日本軍と住民の関係は良好だぁ!!」とか会場で騒ぎ出しそうな予感w
http://www.nhk.or.jp/gogomari/special/dada/tokashiki/

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Author:キー坊@ウチナー
沖縄本島中部、巨大な米軍基地を抱える町の生まれ。
齢を重ねるごとに、沖縄戦へのこだわりが強くなります。
曽野綾子・『ある神話の背景』は沖縄を究極的な軍事基地にする目的を持っています。「集団自決」は沖縄戦の集約された出来事だと思います。『ある神話の背景』は沖縄への抑圧・差別の集約文書です。

HP・「その『神話』の背景」(文献・資料集)
http://keybow.co

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