2017-08

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世に憚るインチキ商法

 去年9月に書いたインチキが一杯の日本という記事の中で、自分が20年位前に、宣伝文句に乗せられて買った「S・ラーニング」なる英会話教材が、誇大宣伝のインチキ商品でしかないと書いた。20年前は1巻3.000円+税のカセットテープの毎月配布式だったと思うが、今は税込4.300円のCDでやっているようだ。自分はテープを10ヵ月位聴いて効果が感じられず、自分の学習能力に落胆してやめた記憶がある。それ以後その教材には関心を持たずにいた。(S・ラインHP)

 当時は新聞や雑誌の宣伝がほとんどだったと思うが、今はラジオ・テレビでのべつ幕なく誇大宣言を垂れ流しているという感じになっている。特にTBSラジオで頻繁にCMを流している。生島ヒロシという元アナウンサーで、アメリカの大学を出た60代のタレントが、
「プロゴルファーの石川遼クンも移動時間を使って、このS・ラーニング聞いて英会話をマスターした」
と、英会話得意の自分が推薦するかのような宣伝を行っている。しかし生島は、自分はアメリカに行ったじきは、相手の言う事が全く聞き取れず困ったと言っている。彼は日本で「S・ラーニング」のような教材を使って英会話をマスターしたのではなく、アメリカで英語だけの環境に置かれて英語をマスターしたに違いないのだ。

              Sラーニング

 またしても、当ブログの趣旨とは関係ない題材を取り上げて申し訳ないのだが、今の日本には「消費税増税」を始め、国家ぐるみのインチキが多い。この英語教材に対しては私憤が混ざっているが、日本社会にはびこるインチキ・ペテンを糾弾したいが為の公憤もあるからである。

「英会話は勉強する必要ない、朝夕数分、音楽を聞き流すように英語を聞き流すだけでよい、」、「聞き流しているだけで、ある日突然、外国人の話す英語が解るようになる」

 去年里帰りした時、沖縄もラジオで頻繁にこんな宣伝が流されていた。楽をしてものを得ようとする人間が多い土地柄だから、これを買うお客は多いかもしれない。
 しかし、聞き流すだけで英会話がマスターできる程の「優秀な」教材ならば、巨額の宣伝費を掛けなくとも、英会話熱の高い日本では口コミで評判が広がり、爆発的に売れるはずである。公的教育機関でもこれを導入するようになり、会社は飛躍的に発展するだろう。
「嘘も百編繰り返せば本当になる」という俗諺があるが、「インチキ宣伝も万回繰り返せば、本物らしく見える」という事を狙っているのではないか。

 ラジオ・テレビで一般人の体験談なるもの紹介しているが、家庭の主婦、僧侶などが純朴な雰囲気のしゃべり口で、CDを聞き流しただけで英会話をマスターしたという話をしている。巧いペテン師は当たり前だが、私はペテン師でございますという態度は見せない。ラジオアナウンサーの質問に答えるS社の担当者も決して弁舌達者というしゃべり方でなく、誠意のこもったような話し方をしている。

 私が昔、無料視聴テープを申し込んだ時、そのテープだけが送られてきたのではなく、初回セットという有料(現在9.400円のCD)テープとテキストも一緒に送られて来た。視聴テープやCDを聴いてみてその気になれば、同封振込用紙でその金額を支払って契約が成立するという仕組みである。だが10日程度の試聴で、初心者が教材の良しあしを判別ができるはずはない。買わないとすれば、受取人払いではあるが、宅配に頼んで送り返さなければならず、面倒くさい。まあいいかと、初回分を振り込んでしまう視聴者が多いだろう。自分もそうだった。
 テープの保管の仕方・扱い方についてはきめ細かい説明が書かれていた。今考えればテープやCDに過度の神経を使う必要はない。誠実感を演出していたのだ。私は10か月ほどで僅、か3万円余りの出費であったが、騙されたという悔しさが残る。

 私がなぜ最近になって「S・ラーニング」をインチキ教材だと断定するのかいえば、目障りなほど喧伝されている事もあるが、1年ほど前に「英語は絶対!勉強するな」という韓国人のビジネスマンが著した本を読んだからである。著者が「勉強するな」と強調する意味は、韓国や日本で伝統的に行われている文法・和訳中心の英語勉強方法では、英会話には全然役に立たないからだという。日本人や韓国人はそんな英語教育を受けてきたから、外人相手にヒヤリングやスピーキングをする場合、どうしても頭の中で自国語に「翻訳」しがちである。そうすると相手の言う事に即時に反応できず、話す場合には自国語で考えてから英語で話そうとするから、流れに付いて行けないのだそうである。誰が聞いても説得力ある理論であろう。

                英語は絶対
                     「英語は絶対、勉強するな!」
       (続く)
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コメント

インチキは人の「顔」で宣伝する

こんにちは。
インチキは世の中に溢れています。
例えば、車の燃費向上グッズ。
ブラシーボ効果しかありません。
みんなで大屋さん、安愚楽牧場の投資なども。
これらの特徴は、「みんながいいと言っています」と安心させようとする事です。
使っている人が笑顔で出ているものが多いですね。
2~3万円の物が多いのは、買った人があきらめる金額だからでしょう。
語学学習は収入が増えるなら私もやりますw
沖縄が復帰した頃、沖縄の人は英語を喋るものだと思い込んでいました。
周りがそう言うから私もそう思っていたのでしょう。
米軍基地で働きたいと考えている沖縄の若者は、就職対策として英会話を身につけたいのでしょうね。

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Author:キー坊@ウチナー
沖縄本島中部、巨大な米軍基地を抱える町の生まれ。
齢を重ねるごとに、沖縄戦へのこだわりが強くなります。
曽野綾子・『ある神話の背景』は沖縄を究極的な軍事基地にする目的を持っています。「集団自決」は沖縄戦の集約された出来事だと思います。『ある神話の背景』は沖縄への抑圧・差別の集約文書です。

HP・「その『神話』の背景」(文献・資料集)
http://keybow.co

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