2017-07

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この1週間

 C・ケネディ大使が沖縄を訪ねている。故ケネディ大統領の遺児というネームバリューと、環境保全や人権に関心の強い人物だとして、沖縄の基地撤去にプラスになるのではないかと期待する向きもあったが、所詮アメリカ政府から任命された人材である。政治家としても力ある存在ではない。日米両政府は彼女の存在に関係なく、辺野古移設を進めようとするだろう。

 2月9日の日曜日には、東京都知事選があって、自民・公明・連合に支持された舛添要一宇都宮健児、細川護煕に110万票以上の差をつけて大勝したとされている。しかし、宇都宮・細川の合計票よりは17万4千票しか上回ってない。これは総有権者の1.63%でしかない。投票率は46%余の低率であった。選挙中は主要メディアは舛添リードの報道を流し続けていた。安倍政権に批判的な有権者は投票所に行くモチベーションを弱めさせられただろう。加えて、前日に何十年ぶりかの大雪が降ってしまい、投票率は前回よりも16.46%下がっていた。
 もし、当日天気が良かったと仮定して私なりに推測してみる。15%以上投票率が高かったと仮定した場合、その内の10%は宇都宮・細川の陣営に投票するとの推測が妥当である。5%が舛添に行くとしても、舛添の得票数は、反舛添(反原発)の宇都宮・細川の合計数よりも得票数を下回る事になる。 

総有権者数 10.685.343
 舛添得票数       2.112.979 (得票率 43.40% 総有権者の19.77%)
 宇都宮+細川合計票 1.938.657 (得票率 39.82% 総有権者の18.14%)
                 174.322差 (総有権者の1.63%)
(舛添票)100 : 91(宇・細 合計票)

投票率が+15%以上の場合で、舛添に5%、宇・細に10%が投票されたと仮定。
10,685,343×0.10(10%)≒1.068.534
10,685,343×0.05(5%)≒ 534.267

推計値
舛添  2.112.979 +  534.267≒2.647.246
宇・細 1.938.657 + 1.068.534≒3.007.191

 この投票率でも、舛添が当選することになるが、それでも東京都では反原発を考えている民衆の方が多いという結果になろう。もし、最初から宇都宮・細川陣営で候補者一本化を確立して選挙に臨んだ場合、統一候補が勝つ可能性が高かったとも言える。

 植草一秀、天木直人の二人の反権力言論人は、安倍政権の暴走を防ぐためには、宇都宮は細川に座を譲って、反原発勢力として共闘して細川当選を目指すべきだと言っていた。小泉政権時代にその政策を批判し、政権の謀略によって迫害された両氏だが、何としても舛添を落選させて、安倍内閣の暴政にストップを掛けたいとの思いが強かったのだろう。
 だが、それは不可能だろうとというのが客観的な見方だったのではなかろうか。共産党・社民党などの左派勢力に支持されて出馬した宇都宮健児と、告示直前に出馬表明し、対米従属の親玉・小泉純一郎元首相に担がれた細川護煕元首相が手を組める情勢ではなかったのは言うまでもないと思う。

 ところで、小泉純一郎は何故、首相時代の方針を転換して「原発ゼロ」の姿勢を打ち出すようになったのだろうか?この点の納得のいく解説をする論者が見当たらない。
 小泉自身は、核廃棄物最終処理(=トイレ)の方法がない発電方式は人類にとって危険なものだから、ダメだという至極納得のいける理由である。この点については嘘はないだろう。最早、対米隷従政治家の頭目である小泉も、原発の維持推進は不可能だと判断していると思える。それはまた、国民の大部分が原発反対の情況に成っていると小泉は判断していて、安倍政権がそれに逆らって原発維持・再稼働に進んでいく事は、安倍政権の崩壊だけでなく自民党政権の崩壊も招きかねないと、小泉は持ち前の「直感力」で見抜いているのだろう。

 では、今回の都知事選で、細川を担いで都知事選に出馬させたのは、安倍自民党の推す舛添を落選させて安倍内閣を追い込み、原発をゼロに持っていく為の一つの冒険であったのか?小生の見方は否である。
 早期に脱原発を掲げて出馬を表明していた宇都宮健児に、当選する可能性があると小泉は直感して、同じ脱原発を言っていた細川護煕元首相を後押しして出馬させて、脱原発票を分散させるのが、その真の目論見だったと考えられる。選挙結果も、小泉に推された細川よりも、宇都宮の得票数が上回っている事に注目すべきである。
 つまりは、自民党に支援された舛添要一を当選させる為の「小泉劇場」の一展開だったのである。細川は真面目に小泉の誘いに乗ったのかもしれないが、彼も「担がれた」だけかも知れない。

 ともあれ、安倍政権は小泉純一郎のおかげで、命脈を保ったと言う事ができる。だが、日本において原発を推進する事が不可能であると、安倍晋三首相も納得していると思う。これはアメリカも仕方なく受け入れざる得ないと、承認していることであろう。当然財界も。
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キー坊@ウチナー

Author:キー坊@ウチナー
沖縄本島中部、巨大な米軍基地を抱える町の生まれ。
齢を重ねるごとに、沖縄戦へのこだわりが強くなります。
曽野綾子・『ある神話の背景』は沖縄を究極的な軍事基地にする目的を持っています。「集団自決」は沖縄戦の集約された出来事だと思います。『ある神話の背景』は沖縄への抑圧・差別の集約文書です。

HP・「その『神話』の背景」(文献・資料集)
http://keybow.co

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