2017-08

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沖縄同行取材者の解説

曽野綾子は、1967年の暮れ、仲宗根政善琉大教授とその戦時中の教え子女性3人と出会い、戦争中の話を聞いたことによって、女学生たちの記録を残したいという気持ちが湧いてきた、と「生贄の島」の後書きで述べている。そして、幸運にも、週刊現代が費用と有能な記者を4人も提供してくれることに成り、68年の半ばごろから、共同で下準備を始め、68.11.22~12.6の2週間沖縄に渡って、5名で手分けして集中取材を行ったそうである。

中心になって曽野の取材に同行協力した週刊現代・鈴木富夫記者は、95年に刊行された文春文庫「生贄の島」の解説文に、その沖縄取材のときの模様を書いている。
沖縄から持ち帰った膨大な取材資料を、曽野綾子は素早くまとめて、明けて69年の週刊現代・4月3日号から18回にわたって、連載をした。単行本は70年3月講談社から刊行された。

当時は、沖縄の日本復帰が日程に上り、色々な意味で注目されていた時勢だったから、出版社も戦時中の沖縄の事物を取り上げることに、価値があると考えたことは自然なことであっただろう。
しかし、半年の間準備を進め、有能記者4人を付けて沖縄への取材チームを派遣したという事は、単に女学生の取材・報道という目的以外の「背景」が在ったのではなかろうかという疑念が湧いてくる。

人道的な匂いをまぶした「生贄の島」及び「切り取られた時間」は、最後に「ある神話の背景」を出すためのカモフラージュ作品でしかなかったような気がする。
               リンク→ 文春文庫「生贄の島」・鈴木富夫の解説文
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キー坊@ウチナー

Author:キー坊@ウチナー
沖縄本島中部、巨大な米軍基地を抱える町の生まれ。
齢を重ねるごとに、沖縄戦へのこだわりが強くなります。
曽野綾子・『ある神話の背景』は沖縄を究極的な軍事基地にする目的を持っています。「集団自決」は沖縄戦の集約された出来事だと思います。『ある神話の背景』は沖縄への抑圧・差別の集約文書です。

HP・「その『神話』の背景」(文献・資料集)
http://keybow.co

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