2017-08

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売卿(国)奴の本

 6月6日の当記事で、日経新聞社会部長の大久保潤が『新潮45』6月号に「復帰40年特集」の一編として書いた論考を紹介した。大久保はこの文中で、沖縄読谷在住のヒジャイこと又吉康隆のブログの一文を引用して、目取真俊のブログ論考を貶す材料としていた。

 ヒジャイ・マテーシ(又吉康隆)は、大新聞の幹部が全国的オピニオン誌で、自分の文章を好意的に取り上げてくれた事に気をよくしたのか、沖縄の反基地運動を徹底的に非難し、政府による沖縄への米軍基地押し付けを全面的に肯定する内容の本を自費出版した。その名も『沖縄に内なる民主主義はあるか』である。己のブログタイトルと同じ題名であるが、何ともおこがましいものではないか。

 沖縄出版界の度重なる出版妨害にもメゲず、ついに自分で出版社を作って出版にこぎつけたと言う。今その本は沖縄教販で売り上げランキングトップを続行中だそうである。この本の出版には、狼魔人こと「偽沖縄人」の江崎孝が大いに協力したそうであるが、おそらくヒジャイの一文を大久保潤へ取り次いだ者も江崎孝だろう。

 又吉は数々の出版社から自費出版を拒否されるという言論封殺を受けたと吹聴しているが、沖縄のすべての出版社が又吉の原稿の内容を嫌って、全体主義的に本の出版を拒否するものなのだろうか?私は昔沖縄で出版業者に少しばかり接触した経験があるが、そんな事は考えにくい事だ。沖縄には右翼系の出版社もあるはずであるし、零細出版業者の中には会社の利益になりさえすれば、よほど公序良俗に反しない内容ならば、快く自費出版を引き受ける所が少なからず在るのではないか?
 と訝しく思っていたところ、又吉は拒否された理由を自分のブログ掲示板で自分で言っている。又吉は断られそうな出版社を選んで原稿を持ち込み、わざと断らせたフシがある。曰く、
「編集者がなんと沖縄タイムスの記者なのだ。だから私の本の自費出版を断わったのだ。
 八重山のY出版社が断わった理由は「八重山教科書問題はなにが問題だったか」が理由だった。八重山教科書問題はまだ裁判中なので出版を断わると書いてきた。」

http://keybow.co/hijai/kyohinoriyu.html

『「国策のまちおこし」~嘉手納からの報告~』(凱風社刊)を書いた、沖縄タイムス記者・渡辺豪(ワタナベ・ツヨシ)氏が編集者となっている出版社に、又吉は自費出版を依頼している。沖縄への基地押しつけで政府を批判している渡辺記者が編集者となっている出版社が、又吉の本の自費出版を手伝う事は有り得ないことだ。また、教科書選定問題でもめていた八重山地区の出版社にわざわざ依頼している。反動勢力が作った育鵬社の公民歴史教科書を採用してしまった八重山地区で、それを全面的に支持する又吉の本を、地元の出版社が出版を手伝うのは躊躇する事だろう。いずれも断らせる事を予定した又吉の行動だったに違いない。そのワケは沖縄は言論封殺社会だという嘘っぱちをでっち上げるためである。

  又吉康隆は小生の育った嘉手納の実家からほど近い、読谷のある集落で育ったようだ。何ということか我がY高校の少しばかり先輩である。大学は目取真俊の12年ほど先輩の琉大国文科卒らしい。
 ニセ沖縄人の江崎孝、恵隆之介の2人と同様に、こういう権力ベッタリのキワ物論者を沖縄の言論界がまともに相手をすることはない。例えば目取真俊のように文学者・言論人として名の売れた人物が、ヒジャイ・又吉をブログでも批判することはないだろう。自分の品格が落ちる事になるし、ヘタな事を言えば権力側の言論人が横ヤリを入れてくる可能性がある。既に大久保潤が『新潮45』でネタにしたように、多くの権力御用言論人が又吉を利用することは十分に考えられる。

 だが、誰も攻撃しない事をいい事に、狼魔人・江崎らと結託して言いたい放題の事をブログや出版物で言い続けるに違いない。言うばかりでなく、大久保潤のようなヤマトの御用言論人や靖国応援団等にネタを提供することも十二分に考えられる。故に、小生のようなとるに足りないブログ者でも、一人くらいは僅かでも攻撃を加えなければならないと思うのである。攻撃する為には読まなければならないので、大枚叩いて本を購入し通読してみた。その内容は自分の故郷を徹底的に国家権力に「売る」行為と言うしかない。つまり、売卿(国)奴の書いた本ということである。

 本全体についての非難は後の記事に譲るが、今回はブログに書いている妄言を非難してみたい。(続)
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コメント

もちろん沖縄本で

阪神さん、コメントをどうも。
この本が沖教販では売れているのでしょうが、他の書店の店頭ではどんなものでしょうかね。それでも本人にとっては予想外の売れ行きとなっているので、気を大きくしているでしょう。狼魔人ブログで宣伝しているのも大きいし、大久保潤や正論の誰かが取り立てていたのも大きいでしょう。

この本がそこそこに売れている理由には数個の要素あるのでしょうが、思い切り「売卿(国)奴」に徹した内容にしたのが、ヒジャイにとって功奏したということでしょうね。
昔から「悪いことは堂々とやれ」という悪党達の格言があります。マテーシの厚顔無恥の度胸が、ある種の層を惹きつけているとは言えます。

今忙しいので、本格的批判分は書けないですが、近いうち書きます。沖教販でトップになっている悪書に誰も批判しないのは、沖縄人全体が見くびられますから。

沖縄本では1位

沖縄教販で売り上げランキングトップとの事ですが「沖縄で一番売れている本」ではなくて、沖縄本の中でかつ沖縄教販の中で1位ですね。
と言う事は、販売数としては100冊位でしょうか。
近年、沖縄には劣化保守が移住してきているそうですから、それらの連中が買っているとすれば1位の座は長く続かないでしょう。
来年早々には消えるでしょうw
果たしてマテーシが販売実数を公表するかなw

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キー坊@ウチナー

Author:キー坊@ウチナー
沖縄本島中部、巨大な米軍基地を抱える町の生まれ。
齢を重ねるごとに、沖縄戦へのこだわりが強くなります。
曽野綾子・『ある神話の背景』は沖縄を究極的な軍事基地にする目的を持っています。「集団自決」は沖縄戦の集約された出来事だと思います。『ある神話の背景』は沖縄への抑圧・差別の集約文書です。

HP・「その『神話』の背景」(文献・資料集)
http://keybow.co

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