2017-08

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私観その2

 石原慎太郎都知事が2日朝の報道テレビ番組に出演し、「尖閣諸島購入計画で仲井真弘多県知事及び中山石垣市長との会談を目指す意向を示した。」という。
 沖縄側に3自治体での共同購入を提案するようで、都が集めた13億円の義援金を共同購入に当てる意向を示している。一方、野田首相と密談し避難港整備などを条件に、国による購入を容認すると約束した事も明らかにした。だが政府は当日夜に、20億円で国で購入する意向を明らかにしたが、避難港整備などには応じない意向を示した。

 今まで石原は、沖縄は眼中にないかのような言動を繰り返していたが、急転、深く沖縄県を思いやっているかのような発言になった。が、これも予定の行動であろう。中山義隆石垣市長は国家権力に寄り添う政治姿勢の首長であり、積極的に自衛隊基地を導入する方針を示している。仲井真弘多県知事は元通産官僚であり、沖縄電力に天下りして社長を務めた後、沖縄財界の代表として県知事に担がれたのであった。鳩山政権の「迷走」がなかったなら、彼は普天間基地の辺野古移転を進めようとしただろう。

 対米追随政治屋が正体である石原慎太郎が、国家権力の傘下にある沖縄自治体の首長二人に、義援金13億円を引っさげて尖閣共同購入を持ちかければ、二人は感謝感激雨あられの態度を見せるかもしれない。だがこれも権力追随3首長同士の打ち合わせの上での演出に過ぎなくなる。沖縄側が買い取るとすれば、東京都の共同購入を拒否し、沖縄県単独か、石垣市との共同購入を打ち出さなければならない。

 結局は都が予定している購入価格を少し上回る金額で、政府が購入する事になるだろう。そして、中国を強く刺激しない為に、避難港などの整備は認めないという「落とし所」での決着となるに違いない。国が買い取っても中国を刺激することになるが、石原知事の東京都が買い取るよりは刺激は少ないだろう。尖閣に不法上陸したあの香港の活動家たちは、再び騒いでみせるだろうし、再上陸を実行するかも知れない。だが、それも予定のやらせである。ここ数ヶ月の「尖閣」「竹島」をめぐる全ての騒動と登場人物は、アメリカの意向を受けての茶番劇の演出であり、出演者である。

 これら一連のやらせ騒動で、一番利益を得るのはアメリカ(軍)である。その次に利益を得るのは、日本の支配者層(官僚・財界・対米追随政治家など)であり、不利益を蒙るのは一般日本人庶民であり、その中でも特に沖縄の庶民は最も食い物にされる側である。
 
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コメント

10月留利加波放棄申し入れの嘘

キー坊さん
曽野綾子は「ある神話の背景」の中で赤松隊長が1944年10月初旬那覇に申告に行き、海上特攻の主任参謀に留利加波基地の放棄を申し入れたが、怒鳴られ断られたように記載しています。

赤松がこの時期に留利加波基地の放棄を申し入れたということはないでしょう。

12/14日のマルレ陸揚げの苦労とマルレの破損が赤松の留利加波放棄の発想をもたらしたと考えられます。そして、陸揚げに一隻につき30人程度の人力を要したとの事実を、コロを利用した泛水作業にも同じ人数が必要であったようにみせかけたのである。
段差が急な留利加波基地では泛水作業自体は一隻10分以内で可能であったろう。

留利加波放棄の発想自体誤っているし、基地隊の戦意を喪失させ、集団自決の遠因となった。
さらに赤松が留利加波放棄を決定した前提には、米軍の沖縄侵攻時期を遅く見積もったという判断の誤りが根底にある。 充分間に合うと判断したのだ。

「複廓陣地」について曽野の記述

「渡嘉敷集落から北へ9 0 0メートルの地点」ならニシ山の「複廓陣地」に違いないですね。「儀津崎」にも構築の跡が見られるとすれば、当時既に現在の道路と同じルートが付けられていたのかも知れません。米軍の記録では、陣地がどの程度の仕上がりだったか分らないですが、少なくとも米軍上陸の2ヶ月前には着工されていたわけです。

 曽野綾子は、赤松隊が特攻を取り止めてニシ山に引きこもる過程を、以下のように書いています。

「赤松隊にとって通称西山と呼ばれる二三四・二高地が長期戦に備えての複廓陣地だと言われても、それは只、地図上で確認しあった地点であるに過ぎなかった。(中略)隊長自身、下検分をして決定したのではない。その地点に初めて連れて行ってくれたのは土地の防衛隊員である。」(『集団自決の真実』・五・p126)

 2月中旬に基地隊員の大半が本島に転出して行ったといっても、ある程度の勤務隊員は残っていました。第三戦隊員の全てがその場所に行った事ないとはありえない事です。2月中旬以降は赤松が第三戦隊全体を指揮統率する立場になったのに、赤松が、米軍上陸以後に立てこもる予定の場所に行った事ないという事も、信じがたい事ですね。

複廓(ニシ山)陣地についての曽野の記述は、例のごとく赤松嘉次の行動を正当化する為に、都合の悪い事実を捨象してます。

留利加波神話と真実

阪神さん
この資料も貴重なものです。 1944年10月後半平均的な日本国民は、沖縄空襲にかかわらず米軍空母10隻以上撃沈という台湾沖航空戦の幻の戦果を信じ、レイテ決戦で日本軍が勝利するものと考えていた。海軍は偵察機で1隻の空母も撃沈されていないことを確認したが、海軍上層部のみで秘匿したためそのようなことになりました。そのことを踏まえると基地隊が沖縄に戦火が近いことを認識するのは、早くてレイテの敗色が濃くなる11月中旬。  以前に紹介した「防衛研修所戦史室沖縄297  海上挺身第26戦隊追悼記」1944/12月14日には、渡嘉敷へ運んだ船艇の多くが暴風のため大破・中破したとの記載があります。

  また、「殉国日記」に1944/11/10に部隊は留利加波基地で活動したとの記載があります。 今回の米軍1945/1/22の空中偵察資料の内「渡嘉敷島では、渡嘉敷集落の反対側の西海岸に面した深い渓谷に8棟のキスカ式(k i s k a - t y p e)兵舎が建設され偽装されている。4棟を1グループとした建物群はキスカ島で見られた海軍式兵舎と同じ寸法で兵員収容規模は約2 0 0名である。」とは、皆本の言う留利加波のニッパハウスである可能性があります。 また「。別のグループの建物はキスカ島で見られた陸軍式兵舎と同じ寸法で兵員収容規模は約6 0 0名である。」とは旭沢基地のことだろう。

そして、「。渡嘉敷集落から北へ9 0 0メートルの地点、そして儀津崎(ギズノ)の高台に人の通った跡や土を掘り返した跡が見られ、陣地構築(築城作業)が行われていると思われる。」との記載はやはり北(西)山陣地としか思えない。 基地隊は1944年中では翌2月までにマルレ格納の壕が完成すれば時期に遅れたとはいえないと考えただろう。米軍の1945年1月ルソン島上陸、2月の硫黄島上陸により沖縄上陸近しという認識が深まり、基地隊の本島召還となる。

まとめるとⅠ 留利加波基地放棄は12/14のマルレ上陸時のトラブルが起因となった。しかし、泛水路が完成すれば問題ないにもかかわらず赤松は、留利加波放棄とそれに代わる新たな壕堀命令を出す。

Ⅱ マルレ格納壕の進捗から、基地隊はマルレ出撃後の米軍報復から身を守るため、1944年末頃には、北山陣地の壕堀に着手した。当初時間的猶予は充分あるものと考えられた。

Ⅲ 留利加波放棄のせいで新たなマルレ格納壕建設が必要となった。また、戦況の悪化の情報と相まって北山陣地構築は中断された。

Ⅳ 3月20日頃格納壕と泛水路構築作業が終了したので、赤松は基地隊が再編された勤務隊に北山陣地構築をまかせる。25日米軍の爆撃が続く中、赤松は勤務隊にⅢの借りがあるので泛水作業の中心部隊である水勤隊に北山陣地構築作業従事を黙認し泛水作業の待機準備を怠った。 このことが原因で25日深夜の泛水作業は遅れに遅れ、失敗する。 そして、集団自決を招く。

曽野の「ある神話の背景」での留利加波記述はこのような真実を隠蔽し、別の神話を創作した。赤松・曽野は留利加波基地放棄で泛水作業の言い訳することは避け、事実改竄により、りっぱな帝国軍人という評価を得ようとした。

1月22日の空撮より

読谷バーチャル平和資料館の平和の炎を紹介します。
米軍は1月22日に渡嘉敷島を空撮し、渡嘉敷集落から北へ900mの地点に陣地構築していると分析しています。これは青年の家あたりであり、本部陣地でしょうか。
だとしたらこんなに早く造っていたのでしょうか。
下記の33ページ目以降です。
重いので、一瞬、フリーズしたようになりますが、読み込んでいる状態なのでしばらく待てば見れます。
http://heiwa.yomitan.jp/DAT/LIB/WEB/4/1058_Vol8-2online.pdf

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キー坊@ウチナー

Author:キー坊@ウチナー
沖縄本島中部、巨大な米軍基地を抱える町の生まれ。
齢を重ねるごとに、沖縄戦へのこだわりが強くなります。
曽野綾子・『ある神話の背景』は沖縄を究極的な軍事基地にする目的を持っています。「集団自決」は沖縄戦の集約された出来事だと思います。『ある神話の背景』は沖縄への抑圧・差別の集約文書です。

HP・「その『神話』の背景」(文献・資料集)
http://keybow.co

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