2017-06

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石山永一郎氏の論考

 3月に共同通信記者・石山永一郎氏が配信した報道=「沖縄はごまかしとゆすりの名人」、「怠惰でゴーヤーも栽培できない」などの沖縄を誹謗した「メア発言」記事の内容は、すべて捏造であると、メア氏自身が8月に出版した著書・『決断できない日本』で反論していた。これに対し、石山氏は今月発行の雑誌・『世界』1月号で、2011年2月9日ワシントンでメア氏に直接インタビューしたとき、2010年12月3日の米国務省におけるアメリカン大学の学生相手のブリーフィング発言録について質問したら、メア氏はその内容を認めたと書いている。以下はそのやり取りである。

メアさん、アメリカン大学の学生たちを前に国務省で講義をしたとき、こんなことを言ったそうですね」
 そして、事前に丸暗記しておいた学生たち作成の「発言録」の核心部分を英語で伝えた。「和の文化はゆすり」「沖縄はごまかしとゆすりの名人」「怠惰でゴーヤーも栽培できない」などの部分である。
 意外にも、メア氏はあっさりと言った。
 「確かにそのように言いましたよ。でも、それが実情じゃないですか」…


 これを読む限りは、メア氏は著書の中で「嘘」を言ったことになろう。が、メア氏は著書の中で次のように言っていた。

 二月九日、ワシントンで石山記者と猿田氏(注:米滞在女性弁護士)とともにカジュアルな夕食を共にしました。
 初対面の石山記者の印象は日米安保については勉強不足、何を聞きたいのかなんのために来たのかもわからず、私には時間の無駄なような気がしました。
 唯一確かなのは、アメリカン大学の学生に対するブリーフィングの話や取材依頼はまったくなかったことです。後に石山記者は英語が堪能であったと聞きましたが、その際には日本語で話していました。あとから考えれば、私に直接取材をしたというアリバイづくりだったのかもしれません。…
 

双方の言い分を読めば、お互いに相手が「嘘」を言っているという事になるが、レコーダーなどの記録はなく、「言った、言わない」の水掛け論に終始することになるので、読む側としては、発言録の「真否」は「棚上げ」にするしかない。

 だが、どっちが嘘を言っているか判らないにしても、私自身は中立の立場で彼らを眺めることは出来ない。一方はアメリカ国務省の元高官という、沖縄に対して抑圧的権力の側にいる人間である。他方は今回の『世界』論考に見るように、抑圧された人民の解放を願う立場にいるジャーナリストである。同じ陣営にいる人間として、石山氏の言うことに共感を覚えるのは仕様がない事である。
 ただ、メア氏が「私は嵌(は)められた」と、著書の中でその経緯を縷々書いているように、石山氏と猿田弁護士、アメリカン大学の学生及び教官で仕組んだメア追い落としの「策謀」ではないかとの、「疑惑」はぬぐえないだろう。その点で石山氏の論文には説明不足の感がある。たとえ策謀を計ったとしても、その必然性の説明があれば私は納得するのだが、無ければ敵陣営からの反撃を許してしまうような気がする。 

 今回の『世界』石山論考での、メア氏への反論部分はごく一部である。大部分は論題にあるように、普天間基地の行く末への考察が大部分である。
 アメリカ政界における軍事予算大幅削減の動きとの関連での、普天間基地の動向可能性の見通し、及び「嘉手納統合」への可能性は石山氏の希望的観測を示唆しているように思える。この点で私の考えと似通うものがあるので快い読後感があるのだが。
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コメント

沖縄は玉砕と

小生の母親も終戦は関西で、沖縄は全滅したと言われたそうです。渡嘉敷については知らなかったようですが。

惠 隆之介は、自分が権力に庇護されているという安心感があるから、徹底的な厚顔無恥になれるのでしょう。

渡嘉敷島玉砕

こんにちは。豊見城村史戦争編にて宮崎に疎開した方の証言がありました。
戦後直後に宮崎で「渡嘉敷島は玉砕した」と最初に聞かされたそうです。
これは、渡嘉敷島で集団自決があった事が敗戦時に本島に伝わっていたと言う事でしょう。
http://imgb1.ziyu.net/view/kimuke/1325061761.jpg.html

惠 隆之介が、「誰も語れなかった沖縄の真実 ――新・沖縄ノート」という本を先週出しました。読む前から中身が想像出来てしまいますね。金を出して買う値打ちのない本です。

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Author:キー坊@ウチナー
沖縄本島中部、巨大な米軍基地を抱える町の生まれ。
齢を重ねるごとに、沖縄戦へのこだわりが強くなります。
曽野綾子・『ある神話の背景』は沖縄を究極的な軍事基地にする目的を持っています。「集団自決」は沖縄戦の集約された出来事だと思います。『ある神話の背景』は沖縄への抑圧・差別の集約文書です。

HP・「その『神話』の背景」(文献・資料集)
http://keybow.co

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