2017-05

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

脱原発の流れは止まらない。

 山崎行太郎氏のブログからの引用であるが、勝間和代という、以前から電力会社のCM、電気事業連合会提供のラジオ番組などに出て、原発推進言論活動をしていた超売れっ子の女性経済評論家がいる。福島第一原発の事故後にもテレビ等で、原発の安全性を主張していたらしい。しかし、4月15日になって、自分のブログで、これまでの自分の言動は配慮不足だったとして、謝罪の弁を述べている。

 曰く、「これまで、単なる事実としてのデータの積み上げだけではなく、その事故を受けたときに健康被害が出る可能性や、風評被害が出る可能性、あるいは精神的なショック全体における心理的なダメージを十分に推し量ることができなかったと感じ、反省をしております。」
 自分の持論が誤りだったと言うのではなく、全体における心理的なダメージを十分に推し量ることができなかったと感じ、反省をしていると言っているのである。勝間和代という評論家は権力側の意に沿う評論文筆活動を行った故に、売れっ子にのし上がったに違いない。事故の以前にも原発擁護・推進活動をしてきたし、福島の事故が起こった直後には、自分のスポンサー様のために、いざ今と、色々なデータを持ち出して、原発擁護の言論に乗り出したのだろう。
 しかし、1ヶ月経っても収束の見通しは立たず、原子力安全院がチェルノブイリ並みのレベル7を出すに至って、最早日本人にはもう原発を受け入れる雰囲気はどこかに飛んでしまって、原発絶対拒否の雰囲気が急速に広がりつつあると判断したのだろう。これ以上原発擁護の言論を繰り返す事は、自分のタレント評論家としての人気に致命傷になると思ったに違いない。
 自分の研究者としての信念よりも、大衆からの「享け」が彼女にとって最大の重要事である。勝間のようなポピュリスト、オポチュニスト体質の者が御用学者・評論家に成るのであろう。
 
 もう一つの反原発の流れを、象徴的に示す事を植草一秀氏のブログで紹介している。日本最大手の信用金庫である城南信用金庫が公式サイトに、「原発に頼らない安心できる社会へ」と題する意見コメントを出したという。一部引用してみる。

 「今回の事故を通じて、原子力エネルギーは、私達に明るい未来を与えてくれるものではなく、一歩間違えば取り返しのつかない危険性を持っていること、さらに、残念ながらそれを管理する政府機関も企業体も、万全の体制をとっていなかったことが明確になりつつあります。 
 こうした中で、私達は、原子力エネルギーに依存することはあまりにも危険性が大き過ぎるということを学びました…」
 

 信用金庫といえども、日本の経済構造の中にしっかり組み込まれた存在であろうに、これまでの日本の産業界の「方針」に反対する事を宣言しているのである。植草氏はこれを「城南信金の叡智」と賞賛している。確かに他に何処の企業もこのような勇気要るコメントを出していないのだから、城南信金の経営陣は称えられるべきであろう。
 それでも、福島原発が今のような、まだまだ予断を許さない状況に成らなければ、城南信金もこんなコメントを発表しなかったと思う。今や既に、国民感情はこれ以上の原発推進を許さないムード、というか、原発を無くして安全なエネルギー開発を強く望む方向に大きく転換していると読んだからだろう。

 御用学者・勝間和代の方向転換も、良識派金融機関の城南信金の脱原発コメントも、全国民の空気を読んでの行動である。これからの1~2ヶ月で福島の原子炉が収まるのなら別だが、そうは行くまい。もうこの流れは誰にも押し戻す事は出来ない。
 小生のような、都市圏に住む無力の一市民は、早く福島第一原発の原子炉が静かになってくれる事を願うしかないが。
スポンサーサイト

コメント

転向者続出

阪神さん、コメントをどうも。
私は原発のことを詳しく知らないのですが、原子を核分裂させて、巨大エネルギーを発生させる事は自然の摂理に反する事と直感的に思っていました。
 化石エネルギーは、原始の人たちでも、そこに在れば利用できる自然のものです。

 ブログランキング上位常連のせと弘幸氏が、原発反対の意思表示をしています。せと氏は数年前、大阪地裁の前でマイクを持って、大声で大江健三郎を貶していた人物です。福島出身で、ご多分に漏れず原発推進の活動をしていたのが、今故郷の悲惨な現実を目の当たりにして転向したようです。
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/52678142.html

 ヤマト支配層のために、沖縄を食い物しようとするニセ沖縄人(惠隆之介・江崎孝)、特殊奄美人(惠忠久・奥茂治)らも、当分は沖縄への原発誘致など口に出来ないでしょう。かえって、基地反対のムードをも煽りかねないから。

カツマー

勝間和代は、40歳以下の「自分だけ勝ち残りたい」というサラリーマン向けのハウツー本で売れっ子になったおばさんです。お金を稼ぐ事、一切の無駄を省く事に関しては猛烈人間の典型です。彼女のファンが離れて本の売り上げが減少する事は死活問題なので、原発擁護を辞めたのでしょう。
僕は電力は化石燃料でまかなえると考えています。世界の人口増は50年後には収まり、減少に転じるでしょうから化石燃料だけでも200年後も原発なしでやっていけそうです。
僕は天然ガスによるコージェネが普及してくれれば電力会社に金を払わなくてすむのにと考えています。これからは天然ガスによるエネルギー効率の向上を目指して欲しいです。
原発反対を毛嫌いする連中の言いぐさは「ド左翼の運動だから」というくだらない理由と、核兵器開発に転用出来る事も推進理由なのでしょう。
よって反原発運動が盛り上がっている現在、沖縄に原発を建設すべきだなどと、いつものニセウチナンチューがそのうち言い出すと僕は予想しています。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://keybowokinawan.blog54.fc2.com/tb.php/224-82bcf22b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | ホーム |  »

プロフィール

キー坊@ウチナー

Author:キー坊@ウチナー
沖縄本島中部、巨大な米軍基地を抱える町の生まれ。
齢を重ねるごとに、沖縄戦へのこだわりが強くなります。
曽野綾子・『ある神話の背景』は沖縄を究極的な軍事基地にする目的を持っています。「集団自決」は沖縄戦の集約された出来事だと思います。『ある神話の背景』は沖縄への抑圧・差別の集約文書です。

HP・「その『神話』の背景」(文献・資料集)
http://keybow.co

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (2)
関連著作の紹介 (73)
渡嘉敷島関連 (19)
座間味・阿嘉関連 (19)
奄美その他 (38)
曽野綾子論 (35)
基地 (55)
政局 (45)
自論 (40)
STAP問題 (17)
慶良間全般 (1)

FC2カウンター

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。