2017-06

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初めての大地震

 大地震の日から17日が経ってしまっているが、かなりの遅ればせで感想を述べたい。
 引越しの最中に大地震を初体験した。その瞬間は自分が目まいに襲われたのかと思ったが、周辺の人たちも騒いでいるの見て、これは地震なのだと解かった。首都圏に住んで二十数年なのだが、これが「本当」の地震なのだと実感した。人間は「本物」に出会うと狼狽して我を失うものだと思った。車中にいたのだが、車を降りてどこかへ逃げ出したくなった。しかし、かえって危険な目に遭うことになるかもしれないと思って、留まった。
 その後も一時間くらいは運転を続けなければならなかった。その間に、最初の地震よりは弱いが、また大きい揺れが起こったので、運転中大きな精神的ストレスに見舞われた。一段落着いたところで一息入れたが、腹の具合が急に悪くなり、公園のトイレに駆け込んだ。こういう事も初めての経験である。

 私の住まいのある首都圏南部の県は、関東で唯一犠牲者を出さなかった県となっている。まったく高地のない平野の地域で山崩れ・水害はなく、海から離れているので津波の心配も皆無と言ってよいだろう。私は、沖縄と大和で人生の半々を過ごしてきたのだが、台風・豪雨・地震・津波などの自然災害に出会った事は全く無い。その点では運のよい人生であったように思う。

 50年前のチリ津波のときは、小学生だったが、沖縄もある程度の津波被害を受けた。だが、太平洋側の東海岸には建物倒壊などの被害があったが、私の地元の西海岸はほとんど被害は無かったようだ。当時の沖縄社会ものんびりしたもので、お役所も学校も自分らが経験したことの無い「津波」という天災の怖さを知らず、学校側は「津波というものが来るそうだから、家族を心配させないために、海の近くの生徒は早引きして帰りましょう」と言って、海近くに家のある生徒をみんな帰宅させたのを覚えている。海から大体500m以内の集落の子供たちであった。ちなみに私の家は海から1500mくらいであった。今なら、どちらも緊急避難の必要ある地域とされるだろう。西海岸には津波が来なかったのが幸いであった。

 石原慎太郎は、「天罰」が下ったという意味の事を発言したそうだが、日本(大和)人の不自然な国家のあり方が今回の不幸きわまる自然災害をもたらしたのではないかという感じが沖縄の人間としては、しないでもない。二十年余りの大和社会の中に居てそんな感じがするのである。それを凝縮した観のある菅直人転落宰相の権力追従政権の、支配権力側への優遇政策、庶民・沖縄抑圧政策の方向性が、東日本の地域に不幸な出来事を呼び寄せたのではないか?そして、それは東日本留まらず、原発の暴発可能性という日本全体への不幸につながりかねない情況になっている。
 慎太郎の発言は局部的に見れば、非難できるものでないと思うが、彼がそんな事をいうのはオコガマシイ限りではないのか。手前が政治の社会にせせり出てきてから、日本の政治にどんな良積を残したと言うのか。

 原子力発電所の大規模汚染という国家の存続にも関わる「大人災」の危険性に全国民が気づきつつある。この「国難」を巡って、あらゆる政治勢力が暗闘を繰り広げているのではないかと思われる。この事は沖縄人の将来へも大きな作用を及ぼすのは言うまでもない。
 一瞬にして、二万人余の生命が奪われるという事態は、被害者にとって「不条理」と言うしかないが、この自然大災害をもたらした根本原因が、日本社会の不自然なあり方・ゆがみにあるのではないかという疑問を日本人は持ってみる必要がある、と私は思うのである。
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コメント

Re: タイトルなし

> >石原慎太郎は、「天罰」が下ったという意味の事を発言したそうだが……「神の怒り」に触れたのではないのか。
>
> 甚大な被害を受けたのはこれまで東京一極集中の犠牲になってきた福島県、旧保守・派マスゴミから徹底的に叩かれた小沢氏の地元である東北の方々です。
> 「沖縄は怠惰で嘘つきで・・・だから基地をおいても構わない」というような考えに繋がる表現だと思います。
> キー坊さんのお気持ちは分かりますが、この表現は少し変えたほうが良いと思います。

匿名氏より、上記のような忠言をいただきました。確かに、常に都会圏の利益の為に抑圧されてきた地方の犠牲者・被災者への配慮を欠く言い方でした。お詫びします。
 多少弁解させて頂ければ、沖縄は過去において戦災、現在において米軍基地による膨大な被災を受けた地であるということ、そして私は首都圏でですが、放射能の脅威の中に居るということです。

 私は、沖縄人という「異国人」の立場として、現在の日本人の生き方に不自然なものを日常的に感じているのです。「神の怒り」という表現をしてしまいましたが、今回の記事に限っては不適切だとわかりましたので、訂正します。

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キー坊@ウチナー

Author:キー坊@ウチナー
沖縄本島中部、巨大な米軍基地を抱える町の生まれ。
齢を重ねるごとに、沖縄戦へのこだわりが強くなります。
曽野綾子・『ある神話の背景』は沖縄を究極的な軍事基地にする目的を持っています。「集団自決」は沖縄戦の集約された出来事だと思います。『ある神話の背景』は沖縄への抑圧・差別の集約文書です。

HP・「その『神話』の背景」(文献・資料集)
http://keybow.co

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