2017-10

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赤松隊公式陣中日誌の一部(下)

7月1日は谷本版には記録がなく、7月3日には辻版に記録がない。辻氏の「陣中日誌」は公式の軍隊記録といっても、住民処刑のことを書いてないとは信頼性に疑問を持たせる物である。
本物「陣中日誌」でさえ信頼するに足るものでないのに、曽野綾子は、改竄が明らかで事実性に疑問のある戦後「陣中日誌」、そして赤松氏が戦後記録した「手記」を、大きな典拠として「ある神話の背景」を書いたのである。


6月30日の曽根一等兵と朝鮮人軍夫の逃亡については、辻版には記録されてないが谷本版にはヤケに詳しく書かれている。だが、執拗に追跡した事は両方とも書いている。
7月5日には、両方とも四名を逮捕したと書いている。「赤瓦の家」(川田文子)には、曽根元一等兵に面会して聞いたところによると、逃げた20名余は全員無事米軍の捕虜になった、と書かれている。故に、この捕らえられた四名の軍夫は見せしめの為に捕らえられ、処刑されただろうと、川田文子は推測している。

陣中日誌本文へ 7.3~7.5の日誌対応記載。(上の青色カタカナ書きが辻版)

七月三日 (辻版記載なし)
 
七月三日  第二中隊多里少尉以下A高地の敵陣に攻撃を実施之を撃退の後引揚ぐ、整備中隊の重機関銃之を側面より援助攻撃す。敵は渡嘉敷に退避す。
戦数利品 自動小銃二、弾丸六箱文字色、手榴弾一三、鉄帽一 昨日に引続き捜索隊を編成出発す。


七月四日  知念少尉以下一〇名逃亡セル曽根一等兵並ビニ軍夫捜索の為渡嘉敷南部方面に向ヒ出発ス 一七〇〇A高地附近及び阿利賀ノ稜線ニ迫撃砲並ニ軽機の連射アリ
〇二〇〇須賀上等兵以下二名逃亡者捜索ヨリ帰隊ス
七月四日  知念少尉以下十名、曾根一等兵及軍夫捜索の為、渡嘉致島南部阿波連方面に向い出発す。
一七〇〇A高地附近及阿利賀稜線迫撃砲並に軽機の連射はげしい。
 

七月五日  一三〇〇捜索隊河崎軍曹以下七名逃亡中ノ軍夫四名
        捕縛本部ニ護送帰隊シ捜索隊ノ解散ヲス

七月五日  〇二〇〇 須貨上等兵以下二名、捜索より帰隊す。 一三〇〇捜索隊河崎軍曹以下七名逃亡者四名を逮捕し本部に護送帰隊す。本日を以って捜索隊を解散各原隊に復帰せしむ。

       ------------------------

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Author:キー坊@ウチナー
沖縄本島中部、巨大な米軍基地を抱える町の生まれ。
齢を重ねるごとに、沖縄戦へのこだわりが強くなります。
曽野綾子・『ある神話の背景』は沖縄を究極的な軍事基地にする目的を持っています。「集団自決」は沖縄戦の集約された出来事だと思います。『ある神話の背景』は沖縄への抑圧・差別の集約文書です。

HP・「その『神話』の背景」(文献・資料集)
http://keybow.co

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