2017-08

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副島氏の「尖閣事件」の見解

 反体制のスーパー言論人・副島隆彦氏が、『中国バブル経済はアメリカに勝つ』という新刊本の第2章「尖閣諸島沖事件の真相」で、9月7日に起きた尖閣海域の中国漁船衝突事件について「この衝突事件は、アメリカが企画して日本にやらせたものである。」と断定している。この副島氏の見方は、私が前にブログに書いた内容とほぼ一致しているので、溜飲を下げた思いがする。 

        senkakumoikuji.jpg 
             本の目次の一部   

         よなくに
          「よなくに」に衝突寸前の中国漁船 

 副島氏は、
「中国漁船に海上保安庁の「よなくに」のほうが右から近寄って漁船の前を横切ったからこそ、あの、一瞬の中国船の舳先(へさき)のクローズアップの映像になったのだ。船の白い航跡の曲がり方からそのことはわかる。日本のテレビ各社は、以後海保の巡視船「よなくに」の横腹に漁船が突っ込む図のように見せかけることにして、放映し続けた。2隻目の「みずき」との接触に関しても、巡視船のほうが中国漁船に幅寄せしたからぶつかったのだ。」と書いている。

         みずき 
          「みずき」の船尾に衝突した漁船 

         はてるまから
          「はてるま」から撮った「みずき」への衝突 


 氏も言うとおり、一番上の画像を見れば、「よなくに」の泡が示す航跡は、漁船の進路を塞ぐように進んでいるのではないかと、誰でも僅かな疑問を持つはずである。「みずき」との衝突も、「はてるま」からの3番目画像の、白い泡の軌跡を見れば、「みずき」のほうが漁船に接近していって、漁船の衝突(接触)を誘うような行動に出ているのではないかと思うだろう。だが、テレビではそのような疑問を呈する報道はしないし、評論家・識者諸氏はそれをおくびにも出さなかった。すべて中国漁船の無法振りを糾弾する論調であった。
 
「すべてはアメリカの指示で行われた」との見出しを副島氏は付けている。この事件はアメリカの指示の下に、海上保安庁、対米従属派の政治家、マスコミ等が結託した仕掛けた「やらせ」であったとの断定である。この事件を画策、指令したのは、ジャパンハンドラーの大物、元米国務副長官・リャード・アーミテージというおそろしいCIAと米特殊軍の合同軍の司令官である男だという。この日本でもよく知られるアーミテージが、"本当の麻薬(アヘン、コカイン)王"であり、自分たちが日本の次の傀儡(かいらい)首相にしようと思っている前原誠司をあやつり計画的に行わせた、と副島氏は言っている。これが事実だとしたら、何とも日本人としてはやり切れない事ではないのか。

 驚いた事に、「この計画は事件の1週間前の9月1日に、伊豆の下田港の沖で、日米の合同海上軍事演習が行われた。この軍事演習で、海上自衛隊と海上保安庁は、米海軍に教えられて練習した技術を、そのまま、9月7日に尖閣諸島海域に場所を移して実行した。」と副島氏はいう。尖閣の為にリハーサル(予行演習)までしていたのだ。しかも、2週間後の「民主党代表選」を控えていた菅直人首相も閲覧式に参加していたという。尖閣衝突事件は、対米隷従に転落した菅内閣も、事前に承知の上での「やらせ」事件であったのである。
 アメリカは何ゆえに、海上保安庁を使ってこんな事件をやらせたのだろうか。それは東シナ海で緊張関係を捏造して、米軍の存在価値を日本人に意識させようとしたのである。横暴な中国の横暴な中国漁船を演出したかったのだ。アジア人同士を対立させる事によって在沖米軍の必要性を捏造したいのである。そうする事によって、11月の沖縄の県知事選への影響も与えたかった意図もあったと思われる。

 その後の日本政府の対応はというと、中国の温家宝首相が激怒して見せた事に恐怖を感じた日本政府は、その2日後に那覇地検の判断だと称して、逮捕した船長を釈放するという"腰砕け"の対応に出たのであった。中国が激怒したことにはそれ相当の理由が在ることである。

 尖閣諸島の領土問題をめぐる海域の操業問題については、過去に日中間で了解した「棚上げ政策」に基づき日中両国は自国の漁船の操業違反だけを取り締まり、相手国の漁船には退去勧告を発するに止める事を、現実的方策として何十年も採用してきた。それを今になって突然一中国漁船を拿捕し、船長を拘束・逮捕するという「新方策」を取ったので、中国は怒ったのである。
 海上保安庁(日本政府)が、国の方針として決然と「新方策」転換したのなら、当然、中国の猛反発を予想すべきであり、それに対しては国家の威信をかけて船長の釈放を行っては成らず、あくまで日本の国内法に即して「粛々」と、違法操業を行った中国人船長に対しての法的措置を講ずるべきではなかったか。それをしなかったという事は、この事件は最初から最後まで、アメリカの指示に依るものだという証拠であり、日本国はプライドもパワーも国家としての体を為してないという事である。

 この尖閣衝突事件は、アメリカ・中国はもちろん、諸外国の大変な軽蔑を買ったことだろう。すべてはアメリカの目論見どおりである。日本を永久に支配したいアメリカにとって、日本の国際的評価の低落は都合の良いものだからだ。
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Author:キー坊@ウチナー
沖縄本島中部、巨大な米軍基地を抱える町の生まれ。
齢を重ねるごとに、沖縄戦へのこだわりが強くなります。
曽野綾子・『ある神話の背景』は沖縄を究極的な軍事基地にする目的を持っています。「集団自決」は沖縄戦の集約された出来事だと思います。『ある神話の背景』は沖縄への抑圧・差別の集約文書です。

HP・「その『神話』の背景」(文献・資料集)
http://keybow.co

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