2017-08

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

疑惑に満ちた尖閣事件

 今度の尖閣海域における中国漁船衝突事件については、これほど疑惑・欺瞞に満ちた日本政府の事の進め方、及びマスコミの報道ぶりはないと思う。

 インターネットに流出した衝突場面の映像であるが、国会議員にのみ公開された編集動画は6分余りのものであったそうだが、流出したものは5本、合計44分にも及ぶ。これは全部、国会提出に備えて海上保安庁が編集作成したものであるに間違いない。この流出は当然、海上保安庁という役所の職員が絡んでない筈はない。外部の者がお役所の施設に忍び込んでそのビデオを盗み出したというのは考えられない。中国の無作法に義憤を感じたある職員が持ち出して、ユーチューブに投稿した事は考えられない事でないが、可能性は低いと思う。この流出は組織ぐるみの作業、つまり当局の「やらせ」である可能性が強いと私は思う。

         よなくに
          「よなくに」に衝突寸前の中国漁船(ni0615氏ブログより)
   そもそも撮影から1ヶ月も経ってから、僅か数分に編集されたものを国会に提出するという事は、映像に何らかの工作がされた可能性が強く、信頼できるものとは言えない。流出した5本も提出用に作られたのだから同様な工作がされているだろう。

 問題の衝突映像であるが、ni0615さんがブログに細かく分析されているが、2本の衝突場面の動画は、2本とも衝突された海上保安庁の巡視船から撮影されたものである。当時現場には4隻の巡視船が居たそうだから、他船からの衝突場面の客観画像もあるはずであるが、それは削除されたのか、私が見たyou-tubeの流出映像にはもう公開されてなかった。ni0615さんはそれを見る事ができたらしく、1枚の画像をブログに貼って下さっている。(一番下の画像)

 上の画像は、漁船が巡視船「よなくに」に衝突する寸前の場面を「よなくに」から撮ったものである。動画には「エンジン音を上げてこちらに向かってきます」などと、音声が入っているが、これは編集の過程で挿入されたのではないか、との疑惑が生じる。動画だけをみれば、漁船が巡視船に向かって来たようにも見えるが、「よなくに」の軌跡(白い線状の泡)を見れば、「よなくに」のほうが漁船の進路をふさぐように舵を切ったと思える。漁船は進路をふさがれたのに、衝突を回避する事をしなかったという事ではないだろうか。数倍船体の大きい「よなくに」は、漁船に衝突されても構わない行動に出たとも考えられる。


          みずき
          「みずき」の船尾に衝突した漁船(ni0615氏ブログより)

 上の画像は、漁船と巡視船「みずき」衝突した場面である。これも動画をみれば、漁船が向かって来たように見えるが、所詮衝突された船から撮った映像に過ぎない。撮影地点は停止しているかのように見えるから漁船が向かってくるように見えるが、漁船が実際にはどんな進行航路を取ったかは、判別できないと言うしかない。
 下の画像は、巡視船「はてるま」から撮った「みずき」と漁船との衝突映像である。第三者の位置からの撮影だから、より客観性は高い。「みずき」の進路(線状の泡)は、漁船の進路をふさぐように左へ急角度に進路を変えている。「みずき」も漁船よりは大きいのだから、衝突の可能性を承知しながら、このような進路を取ったと考えられる。

         はてるまから
         巡視船「はてるま」からの「みずき」・漁船衝突画像(ni0615氏ブログより)

 結局、海上保安庁によるビデオの編集・作成、及びその(意図的)流出は、中国漁船の無法者ぶりと中国当局の理不尽さを日本人大衆(B層)に喧伝する為の、日本政府の謀略と言ってよいのではないか?このビデオでもって日本人の反中国感情を煽り立てる為にしたものである。中国漁船の衝突事件そのものも意図的に海上保安庁が誘導して引き起こしたものと考えられるのではないか?
 私は正直言って「尖閣問題」について十分に考えた事はない。が、尖閣諸島は沖縄人が古来住んでいた島々ではないにしても、中国人も住んだ事のない島々が中国人のものであるはずはないと思う。また、現代一般の沖縄人には、「尖閣諸島」は沖縄県の「領土」であるとの「刷り込み」があるので、中国の領有権主張には苦々しいものがある。だから日本政府は強い態度で中国政府に立ち向かうべき責任があるとは思う。アジアの海域に覇権を拡げたがる中国は沖縄にとっても脅威である事は否定できない。
 
 だがしかし、現実的には「尖閣領有問題」については、日中がお互いに強い主張をぶつけ合うことなく「先送り」にして、あいまいな態度を取り合うという「棚上げ方式」をこれまで取ってきたのではないか?今になって急に、中国の1漁船に対して強硬な処置(衝突誘導・船長逮捕)を行った事が、国家の責任を果たしたとは言える筈もない。2004年3月には、魚釣島に上陸した中国人活動家7人を逮捕しているが、これは漁船の不法操業ではなく、外国人が日本の領土に不法侵入したから逮捕したのである。(尖閣には日本人でさえ無許可で上陸する事は禁じられている)それさえも2日後には釈放・強制送還している。これまで、長年取ってきた棚上げ方式を何ゆえに日本政府は急に「転換」したのだろうか?もし政府(国交省)の方針として転換したのなら、船長の釈放はありえなかった事である。

 菅直人政権は「対米従属」に堕した「転落」内閣であるが、その中でも対米隷従の申し子と呼ぶべき前原誠司が事件発生時の、海上保安庁を管轄省である「国土交通省」の大臣であった。彼が大臣の時に事件が発生したという事は、アメリカの指示によってこの事件が引き起こされたと言ってよいのではなかろうか。なぜアメリカは前原に指示してこれを引き起こさせたのだろうか?
 それは東シナ海での日中の緊張関係を増大させて、沖縄に駐留する米軍基地の必要性を、日本(大和)人に印象付ける事にあるのだ。さらに何の為にそれをするかと詮索すれば、植草克秀氏がブログで分析しているように、今月28日に迫っている沖縄県知事選に向けて、辺野古基地建設を容認する可能性を持った仲井真弘多現知事に有利な状況を作るために他ならない。つまり、仲井真氏を当選させて、県内移設絶対反対の姿勢を貫く伊波洋一・宜野湾市長を落選させる策略の一環である。

 仲井真氏は元通産官僚で元沖縄電力社長であり、沖縄財界の人財の中から自民党の支持を背景に、「普天間基地の辺野古移転容認」を掲げて、4年前の選挙で立候補、当選した人物である。今は県内の圧倒的建設反対の機運をみて「建設を容認できる状況ではない」と、反対の意思を示しているが、状況が変われば容認に回るという事はいうまでもない。
 菅直人「転落」政権は対米従属の本質から、仲井真氏の再選を望み影で支援活動を行っていると思える。今回の海上保安庁の中国漁船との衝突事件、及びビデオ流出事件もその一つである事は間違いない事である。 
 
スポンサーサイト

コメント

アフレコ説は取り下げましたが

ナレーターの謎は残ります。

流出ビデオの分解・分析、詳報2箇所にアップしました。
(1)http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/1891049/
(2)http://pipponan.fc2web.com/senkaku/syoutotsu.htm

気がついたことや疑問点を(1)の方へ、お寄せくだされば幸いです。

それはおそらく事実

 15秒の間で、中国漁船は進路を巡視船に向けて衝突した―。ビデオを繰り返し見た限り、それは事実のようです。だから中国人船長が違法行為を行った事は事実に違いありません。
 それは事実にしても、15秒だけを切り取ってこれが事件の真相だという事にはなりませんね。

思い過ごしでしょうか?

ビデオの証拠性は衝突の瞬間の「15秒」だそうです。
http://mainichi.jp/select/world/news/20101001ddm010040134000c.html
巡視船は直進していたのに、漁船が幅寄せしてきた。それはおそらく事実なんでしょう。

だからといって、鬼の首を取ったかのようにふるまった、岡田、前原。

それは水島総が、衝突事件の3日前にアップした文章の、シナリオどおりの展開だったかもしれません。
http://www.ch-sakura.jp/mizushima/1418.html

水島総=仲間均、そして狼魔人といえば、昨年の石垣島謀略事件→市長選を思い出しますね。

また海上保安庁石垣支部は、石垣島では大きな存在になって、しかも仲間均のような人たちとつながりが深くなっているんでしょうね。


アフレコ説を取り下げます

私は巡視船「よなくに」から撮影した分のナレーションが、風の強さなどに影響されずに収録されていることなどを不自然と感じ、後から室内で録音したアフターレコーディング(アフレコ)ではないかとの疑いを持っていましたが、ビデオ全体を細かく検討した結果、その疑いは取り下げます。性能のいい無線インカムなどを装備していれば、現場録音でも可能でありそうだからです。

最終的犠牲は沖縄に

てぃさーじさん、コメントをありがとう。

今回の事件は、日本(大和)人だけでなく、沖縄人の反中国感情をも煽って、軍事基地の重要性を、感情的に意識させたという事で効果的だったでしょう。
 対米隷従の民主党幹部が実権を握っている現在の日本政府が謀った事です。

 あのニセ沖縄人の惠隆之介が、「辛坊・たかじん」の番組に又出て、「海に落ちた海保職員をシナ人がモリで突こうとした」と、トンデモな事をのたまわっていたそうです。

>「よなくに」の軌跡(白い線状の泡)を見れば、「よなくに」のほうが漁船の進路をふさぐように舵を切ったと思える。
私も動画を見て同様に思いました。
しかし今回の沖縄県知事選は一部保守派にとっては大変な関心事であることは間違いありません。
ni0615さんの引用
>与那国島に陸自200人配備へ…対中警戒を強化
「対米隷従」でありながらも、あわよくば軍事独立への方向転換を窺っている様子も見えますね。米軍の次は…予想どうりの展開です。
以下は今月4日の記事ですが、このような意見もテレビはもっと取り上げてほしいですね。
「領土での強硬一辺倒を戒め 米国に利益と中国紙社説」
http://sankei.jp.msn.com/world/america/101103/amr1011031930019-n1.htm
この環球時報は中国紙の中でも「排外的」「自国中心的」で特に日本には厳しい記事が多いようですが、それを逆説的にとると、今回の事件は現在の中国にとってはあくまでマイナス要因であり、彼らの嫌う日本の(かつての)軍国主義擁護派をその背景に見ているのではないかと思います。
戦争を経験した年配者までもテレビのヒステリックな中国権威論をそのまま真に受けてしまい基地容認に流れていく。目の前の人間を説得するのもままならない。
仲井真知事は就任早々体調不良で休職した経緯があり、この政権は長くもたない、せいぜい1期勤まればいいが…と思っていたがまさかまた出馬とは。かつての稲嶺氏VS大田氏レベルの戦いなら各々もっと白黒はっきり決断できたはず。
一番悩んでいるのは保守に投じてきた人々です。
鳩山元首相は基地についてコロコロ発言を変えてしまい大変なひんしゅくを買ったが、あれも彼なりのパフォーマンスだろうか?
アメリカと輸出大企業(トヨタetc)への遠慮があって自分の口からはノーと言えないので、沖縄県民へその決断権と責任を投げ渡した。最大の事業仕訳を今まで虐げ無視し続けた県民に押し付ける。最初から仕組んで基地の県外移転発言をしたんでしょうね。

「はてるま」から」の映像

 ni0615さん素早いコメント大変有難うございます。

 http://www.youtube.com/watch?v=6OyYv7bKdhs

 上の映像早速見てみました。
 この映像の「みずき」の軌跡(白い泡)で見ると、漁船の近くにいた「みずき」は一旦、漁船の進行方向から直角に左側に遠ざかり、それからuターンしてまた漁船に近寄り、最接近してから左に急ターンして、激突をすれすれのところで回避しているように見えます。だが、完全には交わしきれず、船尾左舷部分と、漁船の左先頭部分がぶつかった感じに見えます。
 でも、この映像を我々が見て是非を判定できるものではないと思いますね。この場合、どっちの側に責任があるという性質のものではないと思います。漁船が「意思」を持ってぶつけた可能性もあるが、肉薄して行ったのは「みずき」の方ですから。巡視船側に挑発の意思があるかどうかも、判定できないですが、可能性は十分あると思います。

「はてるま」からの映像

それは6です。


尖閣流出ビデオ全44分、できるなら全部を見ておいたほうがいいですよ。
削除-転載-削除-転載の繰り返しで幾つも残っていますが、
hを足してください。

尖閣諸島衝突ビデオ 海上保安庁1.flv
ttp://www.youtube.com/watch?v=AAaf8UsgTSo
尖閣諸島衝突ビデオ 海上保安庁2.flv
ttp://www.youtube.com/watch?v=ET9V8gGK-pw
尖閣諸島衝突ビデオ 海上保安庁3.flv
ttp://www.youtube.com/watch?v=x6JcNX6AZYw
尖閣諸島衝突ビデオ 海上保安庁4.flv
ttp://www.youtube.com/watch?v=hbfH-MjwIpA
尖閣諸島衝突ビデオ 海上保安庁5.flv
ttp://www.youtube.com/watch?v=ZrkkE7O0u5I
尖閣諸島衝突ビデオ 海上保安庁6.flv
ttp://www.youtube.com/watch?v=6OyYv7bKdhs

ようするに巡視船は「狐狩り」をするように、狐を射止める前に、いたぶり、行く手をさえぎり、挑発した。そうして射止めた。

テレビのニュース番組では、挑発に乗って吠えたのかもしれない「狐」の「獰猛な顔」を、何べんも繰り返し流しているのです。だから「公務執行妨害」。

田中康夫議員はこういっています。
>既に9月30日の予算委員会でも指摘した様に、領海侵犯や違法操業、入管法違反という毅然たる「王道」でなく、公務執行妨害という「覇道」で逮捕の意気地なき判断ミスを前原氏が下したのが、その後の迷走の原因。
http://www.nippon-dream.com/?p=1143#more-1143

・・・・・「公妨も前原の誤り」

~~~~~~~~~~

なお
<尖閣狂想戦>の最初の凱歌か

■与那国島に陸自200人配備へ…対中警戒を強化
(読売新聞 - 11月09日 03:04)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1400559&media_id=20

Drコトーのロケ地にもなった日本最西端の島
200人というと物凄い人口増ですが

(平成22年10月1日)
世帯数 803世帯
総人口 1,605人
男 829人
女 776人

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://keybowokinawan.blog54.fc2.com/tb.php/197-36c9f2b3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | ホーム |  »

プロフィール

キー坊@ウチナー

Author:キー坊@ウチナー
沖縄本島中部、巨大な米軍基地を抱える町の生まれ。
齢を重ねるごとに、沖縄戦へのこだわりが強くなります。
曽野綾子・『ある神話の背景』は沖縄を究極的な軍事基地にする目的を持っています。「集団自決」は沖縄戦の集約された出来事だと思います。『ある神話の背景』は沖縄への抑圧・差別の集約文書です。

HP・「その『神話』の背景」(文献・資料集)
http://keybow.co

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (2)
関連著作の紹介 (73)
渡嘉敷島関連 (19)
座間味・阿嘉関連 (19)
奄美その他 (38)
曽野綾子論 (35)
基地 (55)
政局 (45)
自論 (40)
STAP問題 (17)
慶良間全般 (1)

FC2カウンター

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。