2017-09

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普天間は何処へか?

 鳩山内閣が「普天間基地」の移転を何処へ決定しようとしているかは、実に読み難くなっている。日米合意の辺野古沿岸案は、もう無いのは確かだと思うが、鳩山首相は「県外移設は難しいが、沖縄県民の県外が望ましいという気持ちを大事にしたい。(県外は)難しいけれども頑張っている」と本音らしき事をもらした。首相の言ってる事は正直なところだろう。
 鳩山首相も公約どおり、「県外移設」を決定したいのだが、現実には不可能な状況だと見ているに違いない。米軍が沖縄に居座りたいというのが大きな阻害要因であるが、国内的には、検察・官僚や財界、自民党などの守旧勢力、それを援護するマスコミなどが、結束してその阻止を謀ってくる事は必然である。さらに、日本(大和)人民衆の中には「大和エゴ・ナショナリズム」という沖縄に対する無意識の「植民地主義」が有る。民主党の内部にもその要因・分子は存在する。  鳩山内閣が、状況に逆らって「県外移設」を実行しようとすれば、「資金疑惑」追及など「別件」の糾弾が凄まじくなるだろう。だから、私は「大規模造成を伴わない既設米軍基地内への移転」が現実的な選択として、下地議員の言う「嘉手納統合」を支持したのである。(支持せざるを得ないのであるが)
 私は2週間以上前に、沖縄タイムスの「論壇」にそういう趣旨の投稿をしたのだが、未だに掲載されず、全県「県外移設」一色に染まっている現状では、採用されないのだろう。以下ボツになった原文を転載する。

(投稿文)
 確かに民主党は選挙前に、普天間基地の「県外」「国外」移設を公約していたが、政権の座に付いた今、鳩山内閣はそれを決定できないでいる。これは選挙民への「裏切り」に見える。
 だが考えてみれば、政権を取ったといっても、戦後60年余続いたこの国の基本的権力構造が変わったわけではなく、民主党を中心とした連立政権がその構造を変えるべく、スタートラインに着いたばかりである。政権に着いても今は、直ちに思うがままの政策を実行できる「強権力」を手に入れたのではないと思う。
 鳩山内閣が今、日本人の圧倒的多数派である「大和の世論」に逆らって「県外移設」を決定すれば、「支持率」を下げられて退陣に追い込まれるのは目に見えている。「国外移設」はアメリカに拒否される可能性が強い。
 私は、鳩山・小沢体制の民主党は、真面目に普天間基地の県外・国外移設を指向していたと思う。が、政権を取った今、現実の壁に阻まれてそれを決定する事ができない状況にある。無理に決定すれば内閣が退陣に追い込まれるだけでなく、次回の総選挙で民主党は敗北させられて、日本は元の権力構造に戻ってしまう可能性もある。そうなれば「普天間問題」は元の木阿弥になってしまいかねない。
 鳩山内閣は、将来的には沖縄から米軍基地を撤去してくれる方向に行くと信頼して、今の時点では沖縄県民は助け舟を出してやるべきではないだろうか。肉を切らして骨を切るではないが、少しばかりの出血を忍従して大きな成果を得るべきだと思う。それ程に「普天間の解放」は、大きな達成感を沖縄県民にもたらすと思う。
 「新規接収と大規模な施設造成を伴わない移転」を最低限の条件として、「県内移設」を認めるべきではないか。国民新党・下地幹郎議員は、「嘉手納統合」と「キャンプ・シュワブ陸上部移設」の二案を提出しているが、シュワブ陸上案は1500mの滑走路建設という「大規模な施設造成」を伴なうので不可である。残るは「嘉手納統合」しかないと私は思う。「普天間」を解放する為に「嘉手納」が犠牲に成るという考え方ではなく、嘉手納を含めた沖縄全体の「米軍基地からの解放」への第一歩として、「嘉手納統合」を考えていただきたい。(以上)


 私は、鳩山・小沢体制の民主党は、日本の権力構造を転換して、本来の「国民の為の国家」に変えて行きたいという真摯な政治理念を持っていると思う。ここに沖縄の米軍基地問題、沖縄の軍事植民地からの脱出も大きく包み込んでくれるのではないかという微かな期待感を持つのである。
「嘉手納統合」も実現性は薄くなってきているのだが、それでも現状では、鳩山首相が「県外」に決定する事はできず、「県内」に決定する事しか方策はない。
 どんな形でそれを決定するのだろうか?「シュワブ陸上部・1500m滑走路建設」「ホワイトビーチ沖大規模埋め立て案」の二つは論外である。このような移設問題始末のやり方は「第三の琉球処分」でしかない。ともかくも、5月末という期日が、日本という国の大きな転換点に成るだろう事には違いない。
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コメント

正論は通じない

 北谷町民です。さん。
 貴方の仰ってる事は全て「正論」であり、ごもっともな主張であります。普天間基地が沖縄に居座る合理的理由など全然ありません。にも拘らず米軍が沖縄に居座りたいのは、日本国への支配権の保持、沖縄への植民地的駐留、それ自体を維持したいからに外なりません。

 鳩山・小沢政権は、本気で「対米従属からの脱出」を謀っていると思います。対米従属からの脱出とは当然沖縄からの米軍基地撤去・縮小も含みます。だが、私の言う「大和エゴナショナリズム」=「植民地主義」が、検察・マスメディアを使って、それを阻もうとしています。沖縄県民が「県内移設」絶対反対を、頑固に主張し続ければ、鳩山内閣を崩壊に追い込むことになります。後に、どのような政権が誕生しても「普天間県外移設」を実行してくれるとは思えません。

 私としても「シュワブ陸上」or「ホワイト埋め立て案」は絶対反対です。鳩山内閣がこれを実行しようとすれば、民主党の存在価値は無いと言うしかありません。私は「嘉手納統合」か「伊江島移設」しかないと思っていましたが、それらも消えたようで、現在お先真っ暗な情況だと思います。
  沖縄県民総じて「絶対県外移設」を主張し続けても、現状維持のままか、下手すれば再度の政権交代が起こって、「日米合意」を実行されかねません。

普天間基地について

嘉手納統合案を容認のようであるが、普天間基地にある海兵隊輸送機である大型ヘリコプターは旧式でその後続機であるオスプレイが配備されることを忘れてはいないか。垂直離着陸機と固定翼機の利点をかね合わせた航空機で、そのエンジンの大きさから騒音もかなりあると言われている。また、試作段階で事故が多発し、未亡人製造機を言われた航空機が嘉手納に来るのである。地元にがまんしろとは、言えないだろう。やはり、県外移設を主張すべきではないか。今の世論は沖縄の負担軽減ためには県外が好ましいという声が大きいのである。沖縄県民が、嘉手納なら新規基地ではないので容認するようでは、永遠に沖縄から基地はなくならないだろう。そもそも海兵隊は、800人の歩兵部隊がいる程度で装備も軽装備だ。ヘリコプター、ハリヤー、装甲車程度しかない。戦車はない。到底戦争できる戦力はない。中国等で暴動があったときの救出部隊である。海兵隊は、ヘリでは他国には行けず、佐世保にある揚陸艦が沖縄に出向き、海兵隊、装備を乗せ、暴動のある国へ行くのである。そのため、嘉手納では揚陸艦が待機している海に海兵隊や装備を運ぶ必要性があり、面倒である。海岸側がいいのである。そのため、辺野古やホワイトビーチ案が出たのであろう。ではどこがいいのか。揚陸艦がある佐世保に近い九州海岸を検討すべきである。海兵隊の役割を理解して、議論をしてみると、意外と解決する糸口は見つかると思うが。

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キー坊@ウチナー

Author:キー坊@ウチナー
沖縄本島中部、巨大な米軍基地を抱える町の生まれ。
齢を重ねるごとに、沖縄戦へのこだわりが強くなります。
曽野綾子・『ある神話の背景』は沖縄を究極的な軍事基地にする目的を持っています。「集団自決」は沖縄戦の集約された出来事だと思います。『ある神話の背景』は沖縄への抑圧・差別の集約文書です。

HP・「その『神話』の背景」(文献・資料集)
http://keybow.co

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