2017-05

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グァム・硫黄島移転の可能性は?

24日の偽装献金釈明会見の直後には、鳩山辞めろの大合唱だったマスメディアの沸騰は収まったようだ。自民党幹部や産経、読売などの御用新聞はまだ、鳩山辞任すべきの発言や記事を載せているが、大衆の反応はそれ程盛り上がってないと思える。何故、鳩山非難の声が高まらないかと言えば、この偽装献金事件に対して大衆がそれ程の怒りを覚えてないからである。
 メディアはこの疑惑を利用して、鳩山首相の失脚を図ったのだが、世論がそれ程には乗ってこなかったということである。メディアによる先日の鳩山攻撃の本当の動機は、母親からの偽装献金を追及する事ではなく、鳩山政権が普天間基地を、辺野古沿岸に移転する事を回避しようと本気で考えていることを忌避しての事に違いない。辺野古回避はアメリカが嫌っている事であり、アメリカに追従しアメリカの力を頼って政権を取り返そうと目論む自民党、守旧財界、及びマスコミ界の共同キャンペ-ンである。それにしても、普天間移転という真の動機は裏に隠して、母親からの献金問題を過熱報道して総理大臣の追い落としを図ってくる事は、陰湿極まる反動行為である。

 偽装献金をめぐる辞任要求の嵐をひとまず乗り切った鳩山首相だが、今回のバッシングには少しビビったのかもしれない。「海兵隊のグァム全面移転は抑止力の点で無理」と、何とも陳腐な発言を行った。何ヶ月か前には当時の小沢代表が「駐留するのは第七艦隊だけでよい」言っていた。鳩山と小沢は必ずしも同じ考えを持つ必要はないが、同じ政権政党の幹部同士としては、あまりに開きがある。この鳩山発言は後退発言でしかないが、アメリカからの圧力を柔らげる作戦として致し方ない事にも思える。
 アメリカとって沖縄は、陸軍司令官を含む米軍将兵1万2千人の生命の代償として勝ち取った「正当な」領土である、という感覚を抜きがたく持っていると思う。また、沖縄に戦後64年も、何の制約もなく居座り続けて来ており、海兵隊を自国領土のグァムに撤退させる事は、日本への宗主国としての支配の放棄を象徴する処があり、受け入れざる事なのだろう。ゆえにグァム移転には、沖縄から見て十分な妥当性があっても、今の時点では現実的に不可能であろう。だとすれば、普天基地の移転は国内の沖縄県外に探らなければないか?

 今日(28日)の「沖縄基地問題検討委員会」の初会合で、平野官房長官は「グアムを排除しない」と、鳩山首相との食い違いを見せたが、一方で長官は、社民党が同じく求める硫黄島(東京都)については「硫黄島と言われても困る」と拒否した。硫黄島は国内では、最も実現性の高い場所と思われている土地だ。太平洋の孤島だし住民は無く、自衛隊が400人駐留するだけであり、既に2,650mの滑走路がある。普天間を移転するに全く障害が無いかのように思えるのだが。
 グァム移転の可能性が極めて薄い状況で、首相のの否定発言を取り消したその場で、官房長官は言下に硫黄島への移転を拒否した。やはり、米軍基地を沖縄から大和の領域へ移転する事はあってはならない事に成っているのである。沖縄の負担を軽減すると常に口で言いながら、実際は、大和ナショナリズムでは否定する以外の何物でもなさそうだ。
 
 アメリカの大国ナショナリズムの故に、在沖海兵隊をグァムに移転させる事は許されない。片や、大和のエゴナショナリズムの故に、沖縄県外の国内に移転する事も罷りならない。二つの国のエゴ・ナショナリズムの狭間で沖縄は言う事を聞かされる以外に道は無いのであろうか。圧倒的力の差で沖縄が大和・アメリカに反抗する事はできない。だが、辺野古への移転も、沖縄反対気運の盛り上がりで今や不可能に成っていると思える。

 残された道は「嘉手納統合」しかないように思えるのだ。筋を貫いて、普天間基地国外・県外を達成するまで頑張るべきだという沖縄人、及び大和人シンパは少なくないだろうが、実現性のあるギリギリの点で事をまとめるべきではないか。普天間が解放されれば、必ずその解放感が沖縄人に生気を甦らせて、更なる基地撤去運動が盛り上がってくると私は思う。決して「落しどころ」での妥協とは思わない。「重大な建造を伴わない沖縄内移転」、それをキーワードとして現実的な第一歩を進めるべきでないか。もう、これ以上米軍基地の島状態が続けば、「琉球民族」の存続が危ないのだ。
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グアム移転計画の真実

米軍側のグアム移転構想は、わが国のマスコミやテレビ評論家の言ってることとは、かなり違うようです。
http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/1414223/

普天間基地がなくなるといいですね

こんにちは。とにかく普天間基地をなくすという実績を作りたいですね。

集団自決とは関係ありませんが、第三戦隊隊員の短い戦記の見れるサイトを発見しました。
http://homepage3.nifty.com/sanpo1080/doogan/ayumi-t02.htm

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キー坊@ウチナー

Author:キー坊@ウチナー
沖縄本島中部、巨大な米軍基地を抱える町の生まれ。
齢を重ねるごとに、沖縄戦へのこだわりが強くなります。
曽野綾子・『ある神話の背景』は沖縄を究極的な軍事基地にする目的を持っています。「集団自決」は沖縄戦の集約された出来事だと思います。『ある神話の背景』は沖縄への抑圧・差別の集約文書です。

HP・「その『神話』の背景」(文献・資料集)
http://keybow.co

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