2017-08

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ヤマト全体主義

 日本のテレビなどの主要メディア、及びそれに登場して身を立てている人間達の、新政権に対する反感は相当に強いものだと感じさせる。昨日の会見番組が終った後のBS放送のニュース番組で、あの佐野眞一が出て、訳の分らない言葉で鳩山氏をなじり、もう議員辞職すべきだと言っていた。ここでも佐野は権力追随のモノ書きでしかない事を露呈した。権力とは現在の国家政権でなく、64年間続いてきたこれまでのアメリカ従属の国家体制のことである。
 今朝のみのもんたのワイドショーでは、モノ書きオバサンの吉永みち子が口を歪めて激しく鳩山氏を罵っていた。水に落ちた犬は叩けの状況になったと見たのだろうか。テレビ局の気に入る事をしゃべるのが、彼女らのタレントして生き残る術には違いない。数日前は、大宅映子がこれまた、辺野古についてなかなか決断しない鳩山氏を口を歪めて貶していた。彼女はおそらく、数十年前、父の大宅壮一が発した沖縄の戦争犠牲者への侮蔑発言に、沖縄から大きな非難の声が巻き上がった事への恨みを持っているのだろう。タレントとしての利益プラス沖縄への怨念が、辺野古への移転を避けようとしている鳩山首相への罵りに成ったのだと私は推測している。
 今朝も、みのもんたが、鳩山首相がこれ以上批判の声が高まらないように頑張りたいと言ったのを取り上げて、「せめて、男らしく『普天間を県外に移設する』と言えば、それなりに評価はされるんだけどね。」と、からかっていた。鳩山氏がそれを言いたくても言えない状況にあるのを知りながらほざくのは、電波芸者ナンバーワン・みのもんたの本領発揮であろう。
 
 私は「政治資金規正法」の内容も理念もよく分らないのだが、今回の母親からの息子への資金提供は、脱税を目的のものであるはずもないし、私服を肥やすためのものでもない。また、提供する側もそれに見合う政治的便宜を期待してのものでもない。親の金を、子の政治活動の為に呉れてやったというものであって、汚れた金ではない。道義的には特別責めたてられるべきものではないと、一般感覚では言えるのではないか。ただ、親から子に財を譲る時には、半分は相続税として国庫に収めなければならないという事が問題になるのであろう。
 それを隠蔽するために、収支報告書に死亡した人物の名前を勝手に使ったという非常識的な、或いは規約上の違反行為をしてしまった。問題となる事柄は、脱税と虚偽記載であるが、知らなかったとはいえ首相に責任無い事とは言えないだろう。しかし知っていたとしても、これが総理辞職、議員辞職にまで発展する重大問題だとは、私はに到底思えない。

 全メディア総結集しての鳩山辞職の大合唱がおこっている。沖縄人の自分から見ると、鳩山首相への猛攻撃は全体主義の発露だと感じる。この全体主義ムード高揚は、鳩山政権の普天間基地県外移転が真の要因である事は間違いない。これは沖縄へ向けての大和エゴナショナリズムの発露だと判断してよい。そこにつくづく私はヤマト社会の恐ろしさを感じてしまうのだ。
 かつて、曽野綾子が意欲満々で『ある神話の背景』を著し、大和保守層の歓心を大いに得た。それでもって彼女は文壇の重鎮にのし上がった。実に、この本は沖縄への効果的な抑圧文書であったという点で、大和エゴナショナリズムを満足させたものではなかったか。

 だが、これからも沖縄を抑圧して、日本社会を「巧く」運営して行こうとする時代はもう終ったのである。だからこそ、自民党政権は終焉を迎え、大和民衆は「対等な日米同盟」を掲げる鳩山民主党政権に期待を込めて票を投じたのではないか。今の鳩山辞職大合唱は反動現象であって、(釈迦に説法するようであるが)鳩山首相は簡単に政権を投げ出すべきでない。また、「日米合意」を受け入れ辺野古移転を認めて、延命を図ろうとする事は絶対すべきでない。末代までの汚名となろう。
 最低、辺野古には新基地を造らないと明言してから辞めるべきだが、今はまだその時期でもない。アメリカからの強要を柳に風と流していた首相である。国内の圧力の方が強いかもしれないが、何とか粘って道を開いて欲しいと思う。日本の国を救う方策の第一歩が「普天間基地県外移転」実現であるが、最低でも新基地を造らない「嘉手納統合」の道を付けてもらいたいと思うのだ。 
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コメント

5月までに

鳩山首相は今夜(25日)の会見で、普天間の移設決定は5月までに決めたいと言ったそうである。
決定時期を5月まで伸ばしたということである。先へ伸ばすほど、辺野古への移設が避けられる可能性がより高くなると思う。首相は昨日の山場を一応乗り切った体勢となったのでろう。
アメリカ政府と国内の反動勢力からは又責められるだろうが、辺野古以外の場所をとことん探ってもらいたい。どうしても沖縄内が避けられないというなら、嘉手納統合でも良いと私は思う。辺野古移転が避けられて、普天間が解放されるなら、これはすごい成果だと思うからだ。

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キー坊@ウチナー

Author:キー坊@ウチナー
沖縄本島中部、巨大な米軍基地を抱える町の生まれ。
齢を重ねるごとに、沖縄戦へのこだわりが強くなります。
曽野綾子・『ある神話の背景』は沖縄を究極的な軍事基地にする目的を持っています。「集団自決」は沖縄戦の集約された出来事だと思います。『ある神話の背景』は沖縄への抑圧・差別の集約文書です。

HP・「その『神話』の背景」(文献・資料集)
http://keybow.co

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