2015-06

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今日6月23日は

今日6月23日は、よく知られた沖縄の戦争終結記念日の慰霊の日である。この記念日は、私が小中高生であった日本復帰前からあったようであるが、私はよく覚えていない。復帰前からその日は追悼式典は行われていただろうが、今ほどにはマスコミも大きく扱わなかったのだろう。近年になるにつれ、社会がその日に注目するようになってきたように思える。

 何故、その日が戦争終結記念の日かと言えば、昭和20年のこの日、沖縄戦の日本軍最高司令官・牛島満中将と副司令官の長勇中将が摩文仁の丘の洞窟で自決し、組織としての日本軍の戦いが終わった日だからである。私が言わなくても、こんな事は今は誰でも知っている事であろう。

 私の小中学校の修学旅行の定番コースには、やはり南部戦跡が組み込まれていた。私は戦後数年して、沖縄戦を生き延びた親から生まれているのだが、私の親の家族は犠牲者が一人もいなかったせいもあるが、親やその親、伯父伯母らから戦争の悲惨さを聞かされた事はなかった。犠牲者のある家でも戦争中の話はしてなかっただろうから、南部戦跡を廻る時でも、生徒には悲壮感などなくピクニック気分だった。

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沖縄は国にたかっているか?

 池田信夫という、以前に「サピオ」かどこかで、曽野綾子と「集団自決」裁判について対談して、大江健三郎の「誤読」指摘を貶していた評論家が、『沖縄の不都合な真実』を持ち上げる書評をブログに書いている。

 ましこ・ひでのり氏が『うらそえ文藝』今年度号で、その書評を取り上げて批判の対象にする論考を載せている。池田信夫は大久保潤・篠原章著の『沖縄の不都合な真実』を高く評価しているのだから、ましこ氏の批判は篠原氏・大久保の著者にも向けられているわけだ。

                  12年度決算ベースでの国庫支出金・地方交付税
                 
       
                  12年度国庫支出金・地方交付金合計額
        
                     2012年一人当たり国庫支出金・地方交付税合計額

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『うらそえ文藝』、正稔の論文

 『うらそえ文藝』を3年ぶりに入手した。
 沖縄は自由にものが言えない「言論封殺」社会だと、この文芸誌を主宰している星雅彦及び当号に論文を載せている上原正稔はかねがね言い募っている。
 しかし、この文芸誌は年一回の発行であるが、編集長の星雅彦は、「大江岩波裁判」原告側の筆頭弁護人であり上原正稔の「言論封殺」訴訟の弁護人でもあった「靖国応援団」徳永信一との40ページを越える対談を載せている。

           urasoe20.jpg
                        20号目次の一部

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作家・上原正稔の資質

 上原正稔は自分の肩書を「ドキュメンタリー作家」としている。英語で「document(ary)」とは、文書(の)とか記録とか公文書とかである。しかし、我々が普通に持つ「ドキュメンタリー」という用語のイメージは、例えば「、NHKスペシャル」、或いは朴壽南氏の「アリランの唄」などの記録映画にあると思う。

 上原正稔は80年代前半から米公文書館に保存されていた沖縄戦の記録フィルムを見つけ出し、それの購入資金を一般から募る「一フィート運動」を起案して、そのフィルムを編集して一般に公開するという運動を成功させている。よって、「記録映像作家」という意味で、「ドキュメンタリー作家」という肩書に相応しいだろう。

                  syounen umezawa
                        正稔と梅澤

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櫻井の「言論封鎖」文章

 山崎行太郎氏は、先々月から自ブログで一か月以上、ジャーナリスト・櫻井よしこの批判記事を連続的に書いていた。山崎ブログ過去記事を見てみれば、もう10年近く前から櫻井よしこ批判を繰り返しているようだ。
 2009年9月13日の記事では、櫻井のデビュー作であり、出世作である『エイズ犯罪 血友病患者の悲劇』(94年度大宅荘一ノンフィクション賞受賞)は、09年の時点で絶版になっており、薬害エイズ関係の櫻井の著書はその他にも多いらしいが、本屋に注文しても在庫なし、重版予定なしだったそうである。今はamazonでも中古でさえ出品がない。

 山崎氏の分析では、当時マスコミからエイズ犯罪の首謀者として、疑惑の目を向けられていた安倍 英(たけし)医師を追及し、テレビキャスターとして立場も利用しながら、興味深そうに、犯罪者として描くことによって自著を売り出そうとしたのではないか、という事である。
 安倍医師は業務上過失致死罪で起訴されたが、2001年第一審で無罪となった。識者の調査でも、安倍医師には犯罪性もなく、過失もなかったという弁護論が有力となっていたらしい。

 櫻井は最近は保守論客を自認して、国粋的な本を多数出しているが、山崎氏によれば、櫻井にはオリジナリテイーがなく、既に他の保守論者が言った事を倣って反復し、過激な調子で発言しているに過ぎないという。
 処女作でも、同様な手法で売り出したのだろうと思える。

週刊新潮2009の櫻井・梅澤   週刊新潮2009
    「週刊新潮」2009年7月16日号「日本ルネッサンス」 
 

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訪米中の要請団

 訪米中の翁長知事が、今月に入ってから、やっとアメリカ政府関係の要人に会ってもらっているようだ。時間が前後するが、昨日3日に初めて国務省のヤング日本部長、および国防総省のアバクロンビー副次官補代行と会談した。
 私は5月27日の記事でも書いたのだが、20年前大田知事が、米軍基地の縮小、日米地位協定の改定を訴える為、何度か訪米したのだが、次官補などの大物高官には会う事出来ず成果はなく、政府や野党から税金の無駄使いだと批判されていた。だから、今回の翁長知事も実質的な効果は期待できないと書いた。

 翁長知事も、日本部長だとか副次官補代行とかの下位の高官にしか会ってもらえてない。辺野古新基地の建設断念を要請する知事に対し、国防省の副次官補代行は辺野古移設が「唯一の解決策」とつっぱねている。国務省の日本部長は軽くあしらうつもりで会ってやったのだろう。
翁長知事米要人と会談
  面談を終えて、シンクタンクを出る翁長知事ら

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ヒジャイの処女作

 ヒジャイ(又吉)氏の著書の自費出版を断った出版社について、篠原氏から詳しい説明を頂いた。ボーダーインク、沖縄タイムス社、南山舎という事である。前2社はよく知られた出版社である。タイムス社がヒジャイの本を引き受ける事はないとしか考えられない。前にも書いたと思うが、『サンケイ』や『読売』が、自費出版であっても「軍命」は在ったという主張の論文を掲載する事はないと思えるからだ。もっとも、そんな著者がサンケイ、読売に著書を持ち込む事は考えにくい事であるが。
                          

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プロフィール

キー坊@ウチナー

Author:キー坊@ウチナー
沖縄本島中部、巨大な米軍基地を抱える町の生まれ。
齢を重ねるごとに、沖縄戦へのこだわりが強くなります。
曽野綾子・『ある神話の背景』は沖縄を究極的な軍事基地にする目的を持っています。「集団自決」は沖縄戦の集約された出来事だと思います。『ある神話の背景』は沖縄への抑圧・差別の集約文書です。

HP・「その『神話』の背景」(文献・資料集)
http://keybow.co

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