2010-05

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鳩山由紀夫首相に功績はあるか。

「最低でも県外」と口約していた鳩山首相であったが、結局アメリカ相手に合意したものは、自民党政権下で合意された「辺野古沿岸」への回帰であった。これは最悪の決定と言うしかなく、沖縄県民だけでなくヤマトの民衆にとっても見るに耐えない、醜い始末の付け方であろう。政権交代になった先の衆院選で民主党に投票した選挙民も、しなかった選挙民も鳩山政権に絶望、もしくは失望しているだろう。
 社民党が連立離脱するのは理の当然であり、鳩山内閣不信任案に賛成するのも当然の成り行きである。だが、鳩山氏自身は「辺野古回帰」を決めた時点で、退陣を覚悟しているものと推測できる。選挙中に言った事と正反対の施策を行ったのであるから、それに対して責任を取らない程に厚顔無恥ではあるまい。
 しかし、何で鳩山氏はこんなにも愚かにも思える決定をしなければならなかったのか?守旧勢力である官僚・マスコミ・アメリカ政府等からの激しい圧力が在った事は当然の事であるが、それにしても、これ程に全面的に屈服するかのごとき、露骨な沖縄への差別的決定をしてしまうものなのか。

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鳩山政権は本気で辺野古移設するか

 去年の総選挙に圧勝し、長年続いた自民党政権に取って代わった小沢ー鳩山体制の民主党政権に、日本の根本的改革を期待する知識人は数多いだろう。日本という国をダメにしている「対米隷従」「官僚支配」という基礎構造を転換してくれることを、多くの日本人が期待していると思う。

 在日米軍基地の75%を沖縄に押し付けていながら、自分らには何の関係もないこととして自己の利益追求に精を出している大多数の日本(ヤマト)人のあり様がおぞましいものと言うべきであり、この情況は「対米隷従」「官僚支配」という日本国の構造を端的に象徴していて、その事は更に、「大和エゴナショナリズム」という沖縄に対する植民地主義の発現が重なって、日本(ヤマト)人の精神を歪めていると私は直感している。

 今回の鳩山首相の普天間の辺野古移設への回帰は(もし、鳩山政権が本気で「現行案」を実施しようと考えているのなら)、「対米隷従」「官僚支配」からの脱却という民主党の根本的政策理念を捨てることに他ならず、期待を持って民主党に投票した人々を裏切り、絶望感を与えることになる。そして、米軍基地地獄からの解放を願う沖縄の民衆にとっては、ヤマト人の「植民地主義」の根深さを思い知らされる事となって、尋常でない「怒り」を湧き上がらせるものになっている。

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ヤマト人の植民地主義

 報道では、政府は普天間基地移設を、前政権がアメリカと合意した辺野古埋め立ての「現行案」とほぼ同じ案が、今度の日米協議で合意されたという。今日鳩山首相はこの合意決定を携えて沖縄を訪問したようだ。
 もし、鳩山政権が本当にこの案で以って普天間基地の返還を図っているいるとすれば、私は何時も言うのだが、これは沖縄に対する裏切りであり、第三の「琉球処分」である。そして、これに留まらず、この決定によって「対米従属」「官僚支配」からの脱却という民主党の根本理念を捨て去る事になり、日本国の変革を願うヤマト人民衆への裏切りでもある。良心的な日本人に、深い絶望感を与える事にもなるのだ。

 反対に、鳩山民主党政府の変節を喜ぶ立場の言論人は、内心ほくそえんでいる事だろう。対米従属・官僚支配の権益を守りたい勢力(マスコミ・政界・財界等)にとっては、鳩山政権発足後から続いたマスコミなどの猛攻撃が功奏したしたことに成ったからだ。森本敏という拓大教授が、今朝のテレビ討論番組で次のようなことを言っていた。

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タイムリミットは迫っているが、

 普天間基地移設の問題で、鳩山首相自ら設定した五月末というタイムリミットをクリアできない情勢になった今、退陣を求めるマスゴミの首相非難・攻撃が常軌を逸したものになっている。対米従属の継続を望む日本の産業界・官僚の世界がその特権を守りたいが為に、マスコミを総動員した小沢・鳩山政権への必死の抵抗運動であるといってよい。この抵抗運動は功を奏してしまうのであろうか。
 週刊「文春」の鳩山追放特集には、稲嶺恵一前沖縄県知事「すべて白紙に戻ってしまった」という鳩山首相を責める論考も載っている。自分が苦労してまとめた「辺野古への移設」を一気に無にしてしまったと、鳩山氏を非難している。だが、普天間基地の辺野古移設を画策した彼は普天間問題の元凶と言っていい人間ではないか。所詮は沖縄産業界の代表であり、土建屋の代理人であり、大和産業界の召使的現地代理人である。本当に沖縄住民の幸福につながる施策は取れなかった政治屋である。今ごろ大和マスコミへ出てきて首相を罵ることができる柄かと言ってやりたい。 
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鳩山首相についての山崎論考

 かつて山崎行太郎氏は大江・岩波集団自決裁判に関して、原告側の理論的後ろ盾である曽野綾子をはじめ原告を支援している劣化保守論壇人等を痛烈に批判し、文学者として尊敬の対象である大江健三郎を強く擁護する論文、そして集団自決軍命説を支持する論考を自身のブログや雑誌論文・琉球新報掲載のコラム等で発表していた。私は2年半ほど前に、氏のブログで曽野綾子を痛烈に批判している論考を読んで、溜飲を下げる思いをした。
 その中に「…曽野綾子という三流の通俗作家が、保守論壇の重鎮として保守論壇に君臨し、居座っているところに、この裁判の意味と、昨今の保守論壇の堕落と停滞が象徴的に現れている、と言っていい。…」という一文がある。
 山崎氏は保守反動を自認し、当時は自民党支持の保守論壇人でありながら、歯に衣着せぬような言葉で昨今の保守論壇の劣化振りを指摘し、同じ保守論壇人の大物作家を切って捨てている。その反骨の姿勢に私は真摯な言論人らしさを感じたのである。

 その後、大江岩波裁判の控訴審判決後・新政権誕生後の山崎氏の論考は、新政権の中核・小沢一郎氏を支持・弁護し、新政権を攻撃する検察・マスコミを批判するものが中心となっている。氏は「対米従属」「官僚支配」からの脱却を掲げる民主党政権を強く支持しているのであるが、「普天間基地移設」問題に関しては、「最低でも県外説」と公約した鳩山首相に強い疑惑の目を向け、厳しい批判の論考を去年11月26日の琉球新報に発表している。末尾の方で「もし、鳩山首相が「現状肯定(名護移設)」に転じることがあるならば、その時は、鳩山首相は、嘘をついたことになるのだから、潔く責任をとって即刻、遅陣すべきであると私は考える」と、書いている。

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徳之島の全体主義をめぐって

 今日7日に徳之島3町長が鳩山由紀夫首相と、普天間基地移設に関して東京で会談したが、3町長はこの席できっぱりと徳之島への移設を断ったらしい。
 朝のテレビ報道では、徳之島の空港で町長らを見送る島民の姿が映し出されていた。4.18の島民大会の時と同じく、色とりどりのプラカードを掲げた多数の島民が、「移設断固反対」の島全体の意思を表していた。一人の中年婦人が町長に詰め寄り、「会っても話しなんかするなよ。お茶も飲むなよ。」と激しく言葉を発していた。首相に突きつけるための「断固拒否」の住民署名が、人口と同じ26.000名分だそうである。
 テレビ画面で見る徳之島の島民の雰囲気は、私の徳之島認識の端緒となった25年前の「ボクシング会場での光景」、強靭な結束力を感じさせたあの雰囲気そのままである。肝心な時にはテンでばらばらの行動になりがちな沖縄人に比べて、何とも羨ましい徳之島人(というより奄美人)の気性だと思う。

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鳩山挫折後のワイドショー

 鳩山首相は、辺野古浅瀬への「くい打ち桟橋方式」を最終の腹案としてさらけ出して、沖縄説得の為に昨日訪沖した。当然のごとく沖縄側の猛反発を受けて、成果の無い訪問となって帰京している。こうなる事は分っていたはずであるが、敢えて訪問した訳は、首相自身がもう年貢の収め時だと腹を決めてのことであろう。自分の5月末退陣は避けられない情勢と観念して、7月の参院選惨敗を避ける為のパーフォーマンスのような気がする。そうしないと、参院選惨敗後に衆議院解散の風が吹きまくって解散・総選挙になれば、これも惨敗して民主党の政権も失いかねないからだ。
 「友愛」の基本精神で以って沖縄の米軍基地地獄をすくい取ってくれる事を、鳩山・小沢体制の新政府に期待を掛けた私がバカだったということだが、鳩山氏がこんなにも甲斐性ない態度で、普天間の県外移設工作を投げ出してくるとは思わなかった。所詮、名門保守政治家一家の3代目である。沖縄のような異属の地の為に、命掛けての政治行動は出来なかったという事だ。

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民主党政権は終焉か。

 私は鳩山民主党が衆院選に勝利する前から、小沢・鳩山体制の政権が誕生したら普天間基地を県外・国外に移設実行を真摯にやってくれると期待していた。沖縄への米軍基地押し付けという大和の「植民地主義」を継続する事は、かえって日本国民の大部分を占めている大和人の将来も無いと、民主党首脳は認識していると、私は思ったからである。

 民主党も寄せ集め政党であるが、少なくとも鳩山・小沢両首脳とそのグループは「米国隷従からの脱却」・「官僚支配の排除」の2大政治理念を強く持っていて、それを完全に実現する為には「沖縄への米軍基地押し付け」という「大和エゴナショナリズム=沖縄への植民地支配」という施策も止めなくてはならないと彼らは考えていると、思ったからである。「米国隷従からの脱却」「官僚支配の排除」を達成する為には、それは不可欠の要件である。
 鳩山首相の基本的政治理念「友愛」は、沖縄の米軍基地地獄からの救済も含んでいるという期待を私は持った。その理念を実行に移すべく、鳩山首相は彼なりに真剣に模索したのは事実だったと、今も信じている。決して模索するフリをしたのでないだろう。

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プロフィール

キー坊@ウチナー

Author:キー坊@ウチナー
沖縄本島中部、巨大な米軍基地を抱える町の生まれ。
齢を重ねるごとに、沖縄戦へのこだわりが強くなります。
曽野綾子・『ある神話の背景』は沖縄を究極的な軍事基地にする目的を持っています。「集団自決」は沖縄戦の集約された出来事だと思います。『ある神話の背景』は沖縄への抑圧・差別の集約文書です。

HP・「その『神話』の背景」(文献・資料集)
http://keybow.co

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